吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

新型コロナ患者数は10週連続で増加中 “自分は熱中症”と検査拒否…認めたくないのは経済的な理由も その2

2024年07月30日 06時30分53秒 | 日記
 初回、医療機関に来て投薬だけを希望されることは難しいと思います。初めて来られて検査・診断なしに薬だけ希望というのであれば市中の薬局に行かれて、ご自身の判断で必要な薬剤を購入すれば宜しいと思われます。
 あくまで医療機関は、なるべく正しい診断で医師の判断で投薬内容が検討されるところです。必要である検査をせず投薬だけのご希望は困難です。
 当院では発熱者、風邪症状のある方はすべて予約で診療しております。もちろん今でもどこの診療所でも発熱者の診療は時間を決めて他の患者さんと接触しないよう部屋も分けて診療するよう監督行政から指導されています。
 お電話での受診予約の段階で当院では「必要であれば検査をするので了承してほしい」と説明しています。どうぞご理解いただけますよう。

新型コロナ患者数は10週連続で増加中 “自分は熱中症”と検査拒否…認めたくないのは経済的な理由も その1

2024年07月29日 06時19分07秒 | 日記
【Nスタ解説】 7/24(水) 20:51配信 TBS NEWS DIG Powered by JNN
 新型コロナウイルスの患者数が、全国で増加しています。厚生労働省が全国およそ5000の医療機関から報告されている患者数は、7月14日までの1週間で5万5072人。1医療機関あたりでは『11.18人』と、10週連続の増加となりました。

■コロナ検査、なぜ拒否? 検査費や薬代の経済的な負担が理由か
 インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長:「7月に入ってコロナ陽性の患者が増加している」  一方「コロナウイルス感染が疑われる患者の中には“熱中症”だと主張し、検査を拒否しるケースもある」
 その理由は、5類に移行で、経済的な理由もある。それぞれ3割負担でPCR検査は約6000円、抗原検査は約2000円となっています。
 また、感染した場合に厚生労働省が外出自粛を推奨日数は5日間です。5日経っても症状がある場合は症状が軽快してから24時間は外出自粛が推奨されています。 陽性と診断されると、学校や会社を休まなければならない、自分の予定も変えなければいけない、そんな理由もあるそうです。

「救急車呼んだら7700円」は誤解だらけ 市の担当者は「入院しなかったら一律で徴収するわけではない」と困惑 その5

2024年07月27日 06時19分45秒 | 日記
 200床以上の病院を受診する場合はかかりつけ医の紹介状がないと選定療養費として、もともと7700円を負担することになっています。昔から、時々あることなのですが、病院に通常行く場合、外来の待ち時間が長いので、救急車でいけばすぐ診てくれると、わざと急病を装い救急車を呼ぶという心無い人も沢山いました。今回も「救急車で行けば紹介状がなくても診てくれる」と内情が分かった人によってこのような救急車の不正利用がなされました。
 結局そんないきさつもあって、病院で診療した医師の判断で「緊急性がない」と判断された人には選定療養費が請求されることは当然と考えます。むしろいままで請求できるのにしてこなかっただけのはなしです。もちろん緊急性があると医師に判断されればこれは負担の必要はなくなりますので、むしろ合理的なシステムと思われます。
 しかしこんな世知辛いことになる前に、きちんと救急車の適正利用を市民はするべきでした。救急車は無料のタクシーではありません。まず市民は救急隊の仕事を理解する必要があったのだと思います。
 あの多民族国家で、みんなが好き放題勝手なことを言う米国においてですら救急隊の仕事は市民から擁護されています。その点、日本人が「あいつら役人のくせに」とか「俺たちの税金で喰ってるのに」あるいは「救急車から降りてきた隊員がコンビニで食料買っている。けしからん」というクレームをつける様は本当に情けなくなります。

「救急車呼んだら7700円」は誤解だらけ 市の担当者は「入院しなかったら一律で徴収するわけではない」と困惑 その4

2024年07月26日 06時01分46秒 | 日記
 さてその世界に名だたる日本の無料の救急搬送制度はみんなで温かく維持してあげることが必要です。「無料だから、タクシーがわりにいつよんでもいい」という考えではいずれ破綻します。いやもう破綻したからこそこのように実費請求になったんだと思います。すべて誘因は市民の無理解ですね。
 というときっと「貧乏人は救急車も呼べないのか」と仰る人もいるでしょう。そうです、日本以外の国では救急車は有料であり保険に加入してない人やお金のない人は呼べません。
 でも日本では呼んで構いません。ただし緊急性が必要かどうかは市民は分からないので、そこは収容する病院の医師に判断してもらいましょう。そして今後、市民はどのような時によんだらいいのかを学ぶ必要があります。あるいは緊急性があるのかないのか自分ではわからなければまず#7119に連絡してもいいでしょう。
 まずは救急車を呼ぶということは火事で消防車が現場に駆け付けるのと同じくらい緊急性が高いものに「限定される」ことを理解する必要があります。

「救急車呼んだら7700円」は誤解だらけ 市の担当者は「入院しなかったら一律で徴収するわけではない」と困惑 その3

2024年07月25日 06時41分36秒 | 日記
 日本の救急システム、特に救急車が無料なのは世界でも日本くらいです。24時間365日電話1本で駆けつけてくれる国は日本ぐらいしかないことをまずは国民に周知する必要があります。そして彼らは24時間オンコールで働いています。まず大事なことは彼ら、救急隊員に感謝の気持ちを持つことが必要です。米国では、制服をきてスーパーなどで買い物をしている隊員さんは、市民はレジの列をみんなが譲って一番最初に会計させてくれるようにするそうです。しかも「制服を着て買い物に来た救急隊員、警察官にはドーナツ1個サービスする」という店もあり、彼らの仕事は地域で温かく支持されています。
 一方日本では、「公務員が制服を着て個人の買い物を勤務時間にしている。けしからん」と誤解のクレームが入ります。彼らは24時間勤務の間、電話があればすぐに現場に出動します。搬送の合間にはコンビニ行って食事や水分買うのは当然のことです。彼らには食事時間とか休憩時間はありません。このようなクレームをつける心無い日本人にはいつも哀しい思いになります。

「救急車呼んだら7700円」は誤解だらけ 市の担当者は「入院しなかったら一律で徴収するわけではない」と困惑 その2

2024年07月23日 06時19分18秒 | 日記
6/6(木) 11:32配信 AERA dot.
 重要なのは「緊急性」の有無: 松阪市の3病院でも、すでに外来患者で紹介状がない場合は7700円を徴収している。今回は、市と病院、消防で協議を重ねた上で、ルールにのっとってその枠を広げたに過ぎない。だが、市が方針を公表したため、市の独断専行かのように思い込んだり、選定療養費の義務化を知らない市民から、勘違いに基づく意見や批判的な声が寄せられた。
  「救急車を有料化するとはどういうことか」 「有料なら119番通報をためらってしまうかもしれない」  ほとんどが誤解や不安の声なのだが、市の担当者は「有料化ではないことなどをご説明しても、なかなか理解していただけません」と困惑する。さらに、「入院しなかった軽症の患者」が対象との報道も「入院しなかった場合は必ず7700円を取られる」という市民の誤解を生んだようだ。 「入院しなかった患者さんから一律で7700円を徴収するということではありません。それはまったくの誤解です。救急車を呼ぶ緊急性があったのか、必要がなかったのかについて、医師と病院側が個別に判断していくことになります」(担当者)
 徴収の枠の拡大に踏み切った背景には、救急出動件数の増加による医療現場の逼迫がある。全国的に問題になっているが、松阪市をカバーする松阪地区広域消防組合は、23年の救急出動件数が1万6180件で2年続けて最多を更新した。一方で市が22年に行った調査では、平日の日中に3病院に救急搬送された人のうち、入院した人は約50%。半数は入院の必要がなかった。

「救急車呼んだら7700円」は誤解だらけ 市の担当者は「入院しなかったら一律で徴収するわけではない」と困惑 その1

2024年07月22日 06時42分02秒 | 日記
6/6(木) 11:32配信 AERA dot.
 救急医療の逼迫(ひっぱく)を改善するため、三重県松阪市の基幹3病院が今月、救急車で運ばれたが入院しなかった患者から、7700円の徴収を始めた。市には賛否の声が寄せられているが、「救急車を有料化するな」といった勘違いに基づく批判も少なくないという。市に真意を聞くとともに、救急医療の専門家に7700円徴収の“功罪”を尋ねた。 3つの病院は、済生会松阪総合病院、松阪中央総合病院、松阪市民病院で、24時間体制で入院や手術が必要な重症患者を受け入れる「二次救急」を行っている。  市の担当者によると、徴収の対象となるのは救急搬送されたが入院しなかった患者のうち、医師が「緊急性がなかった」と判断した場合で、保険適用外の「選定療養費」として7700円を徴収する。病院側の判断によっては、入院しなくても徴収されない可能性がある。  そもそも選定療養費とは、200床以上の病院を紹介状なしで受診する場合に病院が徴収するもので、2016年4月の健康保険法改正で義務化された。
 救急搬送の患者も、紹介状がない場合は選定療養費の対象になっている。だが、緊急時に紹介状をもらうのは現実的に難しい場合が多く、救急搬送については徴収の判断は病院側に委ねられているのが現状だ。徴収しない方針の病院もあれば、入院が必要などの条件を満たさない場合は選定療養費の対象になることを明示し、徴収している病院も複数ある。

「靖国神社は侵略戦争の象徴」 中国外務省が落書きで主張、「外国では理性的に」と注意も その3

2024年07月20日 06時05分11秒 | 日記
 今回の事件を受けて中国政府も「侵略の歴史に関する態度表明や約束を正視、反省し、実際の行動でアジアの隣国や国際社会の信用を得るべきだ」と非はこちらにあるかのような公式発表です。
 このような他国へ来ての迷惑行為は、当該個人ではなく、その国の国民全体の意志であると判断されます。しかも公式発表でも原因は日本であると述べています
 以前からも日本にたくさん観光でこられていますが、このような行為で訪日制限など起こるとしたらその国の観光客の不利益にもなります。隣国ですので仲良くしたいのですがこのような扱いを受けたら考えてしまいます。
 国民の崇拝施設の破壊、あるいは信仰宗教の侮辱はバーミャン大仏破壊や、コーラン焼却殺人事件を思い出します。蛮行は慎んでもらえたらと思います。
 日本もいつまで土下座外交をすればいいのでしょうか? なんだか情けなくなります。


「靖国神社は侵略戦争の象徴」 中国外務省が落書きで主張、「外国では理性的に」と注意も その2

2024年07月19日 06時02分24秒 | 日記
 先日「みたま祭り」に行きました。この事件を思い出したので検索しました。時々、韓国人や中国人が靖国神社に火をつけたり、爆発物をしかけたり、そしてこのような落書きをする事件がおきます。概ね「日本の軍国主義に対し過去の過ちに反省を促すため」とステレオタイプに言います。本当にそう思っているんでしょうか? わざわざ日本にきて日本に反省させるために行ったということでしょうか? ご苦労なことです。でも何だかほかの目的でもあるような気もします。
 なかなか微妙な問題なので日本も拳をなかなか上げられないのもわかりますが、いつも内心忸怩たる思いになりますね。若い世代がそのような行動をとるということは小さい頃から反日教育がなされているんでしょう。未来永劫、強請りのネタにしておくつもりなのでしょうか。概ねこのような行動に好意的な中国民のSNSの書き込みですが、「確かにスカッとしたが、しかし大国の風格ではない」との書き込みもあったようです。しかしこれとて、日本はもともとの悪であるとの前提にたった上から目線の失礼な意見です。


「靖国神社は侵略戦争の象徴」 中国外務省が落書きで主張、「外国では理性的に」と注意も その1

2024年07月18日 06時28分27秒 | 日記
6/3(月) 19:16配信 産経新聞
 中国外務省の毛寧(もう・ねい)報道官は3日の記者会見で、靖国神社(東京都千代田区)の石柱に落書きが見つかった事件で中国籍の男が関与した疑いが浮上していることに関し、「靖国神社は日本軍国主義が発動した侵略戦争の精神的な道具であり象徴だ」と主張するとともに、「外国にいる中国公民は現地の法律を順守し、理性的に訴えを表現するよう注意を促したい」と注意喚起した。
 毛氏は、日本側に対し「侵略の歴史に関する態度表明や約束を正視、反省し、実際の行動でアジアの隣国や国際社会の信用を得るべきだ」と求めた。 中国の交流サイト(SNS)には、男が靖国神社の石柱で放尿するようなしぐさをしたうえで、赤いスプレーのようなものを使って英語で「トイレ」と書く様子を撮影した動画が投稿されている。
  中国のSNSでは「よくやった」「私よりも勇敢だ」などと男の行為を称賛や支持する投稿が目立つ一方で、「確かにスカッとしたが、大国の風格ではない」「(インターネットの)アクセス数稼ぎのためで純粋な行為ではない」とった批判的な意見も出ている。

靖国神社“落書き男”中国帰国 数時間後に航空機に搭乗

2024年07月16日 06時56分30秒 | 日記
6/3(月) 14:02配信 テレ朝NEWS  All Nippon NewsNetwork(ANN)
 靖国神社の石柱が赤いスプレーで落書きされた事件で、SNSに投稿された動画に映っていた男がすでに中国に帰国していたことが分かりました。  1日午前6時前、東京・千代田区の靖国神社で、神社名が書かれた石柱に赤いスプレーで「Toilet」と落書きがされているのを通行人が発見しました。
 中国のSNSなどでは何者かがスプレーで落書きする動画が出回っていましたが、警視庁公安部は捜査の結果、この人物が中国籍の男ですでに日本を出国し中国に帰国したと明らかにしました。  犯行時間は先月31日の午後10時ごろで、男はその数時間後に航空機に乗っていました。  公安部は動画の撮影者など複数人が関与したとみて器物損壊の疑いで調べています。

アイスホッケー選手が心肺停止…命を救った観客の看護師「焦りはなかった」 その4

2024年07月13日 06時15分05秒 | 日記
 一般人は確かにいざという現場で応急救護に参加するのには勇気が必要かもしれません。でも勇気を必要としないようにごく普通の感覚でその現場に参加するために応急手当講習と言うものがあるのであり、そのように消防は普及を進めなくてはなりません。
 そしてその講習の中では参加して万が一傷病者を救命できなくとも善意でなされた手当に対しては法的な責任は発生しないという法律があることも周知しなくてはなりません。
 十年一日の如く、いやあの文言は30年以上まえからもずっと用いられてきました。なかば決まり文句のように用いられます。もう一度しっかりと感謝状の文言を吟味してほしいと思いますし、署長さんには救命講習の指導員にもなってほしいと思います。そうすれば講習の中で指導員が「勇気をもってこの手技を行ってください」なんて一言も言っていないことが分かります。
 署長さんの言葉「勇気ある行動」は「応急手当には勇気が必要」と誤解されます。そして勇気のない人は応急救護に参加しなくなります。救命講習では、「勇気」を学ぶのではなく「手順」を学ぶものです。そして救護者の積極性に感謝する文言であればまだしも、あのような精神性を鼓舞するような文言は大げさであり救命講習の普及にブレーキをかけます。あれだけは慎んでほしいと思います。

アイスホッケー選手が心肺停止…命を救った観客の看護師「焦りはなかった」 その3

2024年07月12日 06時34分48秒 | 日記
 自分も何かの件で消防から「感謝状出しますよ」ということが過去にありましたが、医療従事者としてもらうわけにはいかないと思ったのと、やはり所轄消防署のノルマ消化的な感謝状授与のあざとさを覚えたので丁重にお断りしました。
 しかも今まで何度も自分が指摘してきたこの消防署長の勘違いコメントには消防の古い体質を感じざるを得ません。「多くに人が勇気ある行動を・・・」・・・やはりこの文言は不適当ですね。
 一般の方が自分の生命を顧みず、火の中に飛び込んで(これも勧められませんが)、傷病者を救助したということであれば、これは「勇気ある行動」です。しかし応急手当の現場では自分の生命の安全は確保されていますので自分へ向けての勇気は必要としません。もし自分が傷病者の容態を悪化させてしまうかもしれないので勇気がいるというのであれば、これはきちんと講習に参加して正しい手技を身につけてくれればいいのです。しかしながら「署長さんがいつも感謝授与の時に言う「勇気」がないと応急手当というものができないのであれば、講習参加はちょっと荷が重い」と勘違いさせてしまうかもしれません。むかしから消防がよく言う「貴方の勇気ある行動に・・」という文言は罪が重いのです。

アイスホッケー選手が心肺停止…命を救った観客の看護師「焦りはなかった」 その2

2024年07月11日 06時01分51秒 | 日記
 まずは救命できたことは素晴らしいことです。居合わせた人による救護によっての結果ですので最高の結果だと思います。ただしこれが一般人のかたの心肺蘇生の結果であればもっと素晴らしいことでしたね。ある意味、看護師による応急手当は「仕事の延長」でもあります。このような救護の現場ではいつも医療従事者がいるわけではありません。なので心肺蘇生講習普及の観点からすればまだまだ道半ばです。
 まえから自分はこの感謝状授与については疑問を感じていました。それはずっと述べてきました。まずは医療従事者、特に医師は法律でも、従事中でない時にも応急救護の義務が発生しています。看護師にはないでしょうがまあ道義的に応急手当に参加する道義的な行動は周囲から期待されているはずです。なかば職業的な行動であれば、それを履行することで感謝状が出されるものでもないとは思っていました。もっとも昔、勤務医時代にそのことを同僚とはなしたら「まあ、そんなに難く考えなくていいんじゃない? くれるっていうんだからもらっとけば?」と言っていました。確かに難く考える必要はないんですが、消防の感謝状を出した数というのがその消防署における活動の指標(いわばノルマ)として組織の上から評価されるのだという噂をきいてから途端に興ざめした思いがあります。

アイスホッケー選手が心肺停止…命を救った観客の看護師「焦りはなかった」 その1

2024年07月09日 06時09分50秒 | 日記
5/31(金) 6:01配信 カナロコ 神奈川新聞
 意識を失って倒れた男性に救命処置を施し、命を救ったとして、港北消防署は30日、川崎市在住で看護師の古瀬美穂さん(49)に感謝状を贈った。  同消防署によると、古瀬さんは3月24日、KOSÉ新横浜スケートセンター(横浜市港北区)でアイスホッケーの練習試合を観戦していたところ、出場していた50代の男性選手がベンチに苦しそうに横たわっているのに気付いた。  古瀬さんはすぐさまベンチに駆け寄って男性と少し言葉を交わしたが、やがて男性の意識がなくなり、心肺停止状態になった。古瀬さんは心臓マッサージを行うとともに、近くにあった自動体外式除細動器(AED)で処置を施し、119番通報で駆け付けた救急隊に男性を引き渡した。
 男性はその後、後遺症もなく順調に回復したという。  救命センターでの勤務経験があるという古瀬さんは「焦りはなかった」と振り返り、「男性が回復したと聞いて安心した。家族も心配していたと思うので良かった」と笑みを浮かべた。
 長谷部宏光署長は「古瀬さんのように多くの人が勇気ある行動を取れるように、応急手当ての普及、啓発に取り組んでいきたい」と話した。