牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

「灘の生一本『下り酒』イベント」@日本橋1丁目1番地1 というのに行ってきた。

2011-03-09 15:53:00 | 酒の情報(酒エトセトラ)




うーん。


朝から社外の会合→社外での打ち合わせ→会社に戻って宿題→銀行さんの用件、と、


お昼ごはんを食べそびれた14:00過ぎ、社長から「行って来い!」と言われたのを思い出して赴いた先は


こちら


ボケボケですが、日本橋、です。



この日本橋の袂、日本橋1丁目1番地1、は問屋仲間(と言うには規模が違いすぎますが)の国分さんの本社と日本酒cafeがあるのですが、今日は



酒樽がお出迎え





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実はここで、「灘の生一本『下り酒』イベント」なるものが開催されているんです。


このイベント、国分さんと、同じく問屋仲間のコンタツさんが灘の蔵元さん三社(白鶴さん、桜正宗さん、菊正宗さん)に声をかけ、開催されたもの。

江戸時代から「下り酒」として親しまれた灘の辛口「生一本」の魅力を歴史と共に知り、盛り上げようというもので、小泉武夫先生の講演やシンポジウム、夜はバンド演奏付のパーティ、などがその内容。
(ちなみに、バンド演奏は、この三社(白鶴さん、桜正宗さん、菊正宗さん)が設立した灘高校出身の東大生バンド「ソノダバンド」というのもちょっと面白い)




小泉先生ほかメンバーで



時間の関係でシンポジウムのみ参加、でしたが、小泉先生の薀蓄と、「とにかく味を利いてみなさん」ということで、


利き酒



「どの酒も酒質は違うがキャラクターは同じ、灘の酒」という先生のお言葉通り、どれもキレがあり、呑み飽きしない、目立たないけど上等のお酒、という感じですね。


白鶴の嘉納さんも言っていましたが、「灘の酒は料理を邪魔しない。引き立てる」ということで、創作料理も提案されていました。

夜のパーティはこれらがメインのようですが、シンポジウムの後でも


ちょっと試食
(白いのはそのものずばりの神茂の「はんぺん」、もう一方は、ちょっと不思議な「玉子の蕎麦巻き」)



シンポジウムの中でも出ていましたが、日本酒というのは、日本の食、日本の農業を考える上で、その文化や伝統の基層をなす、一つのキーワードである、と改めて感じました。
(個人的にはTPPについてのお話も気になりました。経済のグローバル化で日本食、日本酒は何処にいくのでしょう)








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