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下り酒に負けない!浅草並木町(雷門2丁目)山屋半三郎商店の日本酒「隅田川諸白」

2014-03-14 15:00:00 | 酒の本棚(書評?)

二日続けて日経新聞ネタ、です。

今朝の日経、いわゆる「天声人語」の場所にある「春秋」です。


 東京・下町の浅草寺は、江戸のむかしからにぎわいをつくり出してきた。江戸城下の発展とともに参詣する人が増え、境内と周辺には土産物などの店がたくさん立ち並んだ。のり、お茶、餅、くすり、人形……。消費を盛り上げるのに、この寺は大いに貢献したわけだ。

加えて今で言う企業家たちの頑張りもなかなかだった。関東の地酒の味が芳しくなく、江戸で酒といえば灘からの「下り酒」が当たり前なときに、山屋という店は地元産のうまい酒をつくった。隅田川の水を使って醸造したといわれる。上方が一番とは限らない。そんなメッセージを込めた商品で江戸っ子の心をつかんだ。
(略)


ウチはその「下り酒問屋」として商いを続けてきたわけですが、それに負けない「山屋さん」の酒って?

会社にある、ボロボロで今にも崩壊しそうな「本邦清酒史実総攬(みたいなタイトルが消えかけているけど書いてある)」を見ると、



こちら
(諸白はお酒のことです)

「山屋」さん。浅草並木町(台東区雷門2丁目)にて「山屋半三郎」の屋号で、酒屋さん(問屋さん)を営んでいたようです。

で、江戸時代前期の寛永年間に、隅田川の水で酒造りをはじめ、浅草観音の伝法院の僧正に献上、「隅田川諸白」という名前を頂いたようです。


そういえば、「隅田川」って、お酒の代名詞としても使われているのを思い出しました。


自宅の本棚の「柳多留(この文庫本は壊れていない)」で確認してみると、やはりありました。


隅田川ありやなしやと振ってみる


これ、お酒のことなんです。

お酒がどのくらい残っているか、、(徳利を)振って確かめている、光景を描いたものです。

色々拡がるなぁ、日経新聞。


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