二日続けて日経新聞ネタ、です。
今朝の日経、いわゆる「天声人語」の場所にある「春秋」です。
東京・下町の浅草寺は、江戸のむかしからにぎわいをつくり出してきた。江戸城下の発展とともに参詣する人が増え、境内と周辺には土産物などの店がたくさん立ち並んだ。のり、お茶、餅、くすり、人形……。消費を盛り上げるのに、この寺は大いに貢献したわけだ。
▼
加えて今で言う企業家たちの頑張りもなかなかだった。関東の地酒の味が芳しくなく、江戸で酒といえば灘からの「下り酒」が当たり前なときに、山屋という店は地元産のうまい酒をつくった。隅田川の水を使って醸造したといわれる。上方が一番とは限らない。そんなメッセージを込めた商品で江戸っ子の心をつかんだ。
(略)
ウチはその「下り酒問屋」として商いを続けてきたわけですが、それに負けない「山屋さん」の酒って?
会社にある、ボロボロで今にも崩壊しそうな「本邦清酒史実総攬(みたいなタイトルが消えかけているけど書いてある)」を見ると、
こちら
(諸白はお酒のことです)
「山屋」さん。浅草並木町(台東区雷門2丁目)にて「山屋半三郎」の屋号で、酒屋さん(問屋さん)を営んでいたようです。
で、江戸時代前期の寛永年間に、隅田川の水で酒造りをはじめ、浅草観音の伝法院の僧正に献上、「隅田川諸白」という名前を頂いたようです。
そういえば、「隅田川」って、お酒の代名詞としても使われているのを思い出しました。
自宅の本棚の「柳多留(この文庫本は壊れていない)」で確認してみると、やはりありました。
隅田川ありやなしやと振ってみる
これ、お酒のことなんです。
お酒がどのくらい残っているか、、(徳利を)振って確かめている、光景を描いたものです。
色々拡がるなぁ、日経新聞。
★★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★★
応援何卒よろしくお願い致します
応援の