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ソムリエ大会の試験に「にごり酒」? ソムリエさんも大変ですね。

2021-06-04 12:48:25 | 附属酒類経済研究所
                          

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業界紙を見ていたら、「ベストソムリエ」決勝戦で日本酒初採用 という記事がありました。





ついに(ワインの)ソムリエさんにも日本酒の知識(例えば「純米吟醸」とか「生もと造り」とか)が必要になるのかな?と思ったのですが、実際、「にごり酒」といっても色々あるし、それをソムリエさんが理解しているとも思えない(恥ずかしながら、日本で酒を商っている自分も、ですけど)。

でも、記事を見るとそうではないようで、「にごり酒のボトルを逆さにして濁りを撹拌してのサーブが出来るか」とかのようです。
(「サーブする日本酒の知識」というような記述もありますが、、、)


「ベストソムリエ」でのこの大会の説明を見ると、こんな感じ。

競技者(2019 年は66 名、63 カ国の代表)は、ワインやスピリッツなどの飲料の知識、ダイニングやサービスのスキル、アドバイスを提供する能力、ゲストに感動を与える能力などが試されます。


↑ですから、細かい知識というよりはお客様にご満足いただけるように、ということでしょうか。


現実的には、フレンチなどで敢えて濁り酒を出すシチュエーションはないでしょうから、お客様の持ち込みとかサーブを頼まれた場合、こんな感じになるのかなぁ。




●●さまにお持ちいただいた日本酒でございます。

日本酒というと透明なものを思い浮かべますが、これは「にごり酒」といって、澱などをフィルターで濾していないものです。
ワインでいう「ノンフィルター」ということですね。

「にごり酒」の味わいの特徴は、この濁り成分による「とろみ」や「コク」、「甘み」ですので、ワインとは異なり、混ぜてからお注ぎします。

テイスティングさせていただきます。

原料のお米由来のやわらかな甘味が良く出ていますね。

「にごり酒」にも種類があるのですが、これは澱の中の酵母もまだ生きている、本当にフレッシュなものですね。
それ故、炭酸も残っていて、少しピリッとする感じがあると思います。甘味と共に、その感覚をぜひお楽しみください。



てな感じかなぁ。。。。


しかし、こういうことまで知らなきゃ(しゃべらなきゃ)って、ソムリエさんって大変ですね。





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