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ジャパニーズウイスキーのシンポジウムで思い出した、カインズのスコッチ「早稲田の杜」ウイスキー

2022-03-16 11:26:49 | 附属酒類経済研究所
                          
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昨日、打ち合わせの合間に、国税庁主催のジャパニーズウイスキーのシンポジウムにリモートにて参加しました。
(リモートはその時間さえ空いていれば出られるのは良いですね)

このシンポジウム、業界で「ジャパニーズウイスキー」と名乗れるウイスキーの自主基準を作ったことを機としたものですが、色々と勉強になりました。

#「水とボトリングは日本国内に限る」というのは日本独自のルールらしい。特に後者は、いま日本でも「スコッチからバルクで持ってきて詰めてスコッチとして売る」という商売をやっているのに何故?という気もしますね。海外の悪徳業者の偽装をイメージしているのでしょうか。

シンポジウムの中では「自主基準ではなくワイン法のように国の法律に」という声も出ましたが、一足飛びには難しい、ということでした。


それで思い出したのが、先般ジョギングで遠出した際に初めて入った「カインズ」で見かけた、こちらのウイスキー




ピュアモルトウィスキー 早稲田の杜 700ml

カインズのオンラインストアでも売っていました。

カインズオリジナル本格派ウイスキー。イギリスの地で熟成、蒸溜されたスコッチウイスキーをベースにしたモルト原酒100%のピュアモルトウイスキーです。


「早稲田の杜」とは早稲田大学のグッズかな?と思ったら、違いました。

実はカインズの本社が埼玉県の本庄市の「早稲田の杜」という住所にあるからしい。




いわゆる「本庄早稲田」ですね。

シンポジウムでは、一定の品質基準(国内産の原料とか、発酵・蒸留とか)を満たさないものは「ジャパニーズウイスキー」を名乗れないし、それと混同される可能性のある日本固有の地名や人名等も名乗れない、ということも言っていたのですが、これ、スコッチを輸入して山梨で詰めている(←製造所は山梨)ので、紛れもなくアウト。


ただ、上掲したように自主規制なので、ということなのでしょう。
だから国の制度に、という声が上がるんですね)


自主基準のきっかけとなったメーカーさんもまだやっているし、結構根が深い問題ですね。




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