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江戸時代に枡で飲んでいたのか、問題は持ち越しに@深川江戸資料館

2023-10-15 12:03:12 | 附属酒類経済研究所
                          
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隅田川を清州橋で渡ると清澄庭園などがあるのですが、その先に「深川江戸資料館」というのがあったので入ってみた。

読んで字の如く、深川などを舞台とした江戸の下町の生活・文化の資料館なのですが、なかなか面白い資料館で、資料がパネルとかと共に展示してあるのではなく、B1エリアに当時の深川の町(深川佐賀町)の一部が建物ごと再現されているんです。

新川が酒問屋の町だったのに対し、深川佐賀町は鰊粕や油粕などの肥料問屋の町だったそうで、肥料問屋や船宿、八百屋などが再現されていました。



肥料問屋



船宿



船宿に入るとデデンと樽が。



食器棚、でしょうか。


再現コーナーの外では、江戸時代の食文化の展示があったのですが、その入り口で「ムム!」となりました。





徳利と塗り枡が展示されています。

以前に触れたことがある気もしますが、個人的には枡はあくまで計量器で、江戸時代に居酒屋で枡でお酒を飲んでいたのかどうか若干疑問があります。
加えてこれは塗り枡ですが、江戸時代のこのサイズの塗り枡というのも見たことがないんです。

これは勉強になるなぁ、「江戸時代に深川でこんな感じでお酒を飲んでいたんですか?」と聞くと、学芸員みたいな方が出ていらっしゃいました。

曰く、ここでの展示は学術的な考証というより、皆さんに江戸深川を感じて欲しいというイメージ的なものなのでこれが本当かどうかはわかりませんと結構きっぱりと言っておられました。

なるほど、と(悪い意味ではなく)そういう方針もあり得ますよねと納得。

江戸時代に枡があったのか問題の結論は持ち越しになりました。




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