牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

中国の白酒。四大銘酒(名酒)、八大銘酒、十七大銘酒、乃木坂四十六

2019-08-27 11:23:29 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】




三たび(四たび?)、中国の白酒




「ちょっと」調べると、例えばWikipediaでは、(香りなどの)タイプとして、以下の7つが挙げられています。

濃香型
醤香型
清香型
米香型
兼香型
馥郁香型
鳳香型


また、これら記載に引き続いて唐突に、「八大銘酒の例を挙げる」と八つ並んでいます。


五糧液(五粮液)、剣南春、洋河大?(洋河大曲)、瀘州特?(瀘州特曲)、郎酒、茅台酒、西鳳酒、汾酒



これら7つのタイプや八大銘酒、出典等がないので、Wikipedia側でもお決まりの注意喚起が出されていますよ。



この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。



ですよね、と言うことで、先般掲げた文献を読んでみると、こういうことらしい。
#主として沈 恰方(1997)による。


中国では1952年に「国家酒評定会」という会が開催され、中国各地のお酒が評価されたらしい。

その時に「優秀」とされた白酒が、①貴州茅台、②山西汾酒、③四川瀘州大曲酒、④陝西西鳳酒で、ネットとかでの「4大白酒」というのはここからきているようです。

で、この「国家酒評定会」は第2回が1963年に開催され、その時には先の4つに加え、⑤四川五糧液、⑥安徽古井貢酒、⑦貴州薫酒、⑧四川会輿大曲酒が選ばれ、8種類(8大銘酒)になったらしい。

さらに1979年に開催された第3回(第2回から16年後、中国的な時間の流れですよね)で再度八大銘酒が選ばれたのですが、そこでは

①貴州茅台
②山西汾酒
③四川瀘州大曲酒
④四川五糧液
⑤安徽古井貢酒
⑥江蘇洋河特麹
⑦四川剣南春
⑧貴州薫酒


と、なんと我が?陝西西鳳酒が落ちています。
で、これもWikipediaでの八大銘酒とは違ってます。

その後「国家酒評定会」は1984年、1989年などに開催され、その都度「金賞酒」「銀賞酒」などが決定されているようですが、金賞酒の数は増えている(1989年は17種)ようで、そうなると「17大銘酒」と言われてもピンときませんよね。

最新の「国家酒評定会」の情報も知りたいな、と思っているのですが、なかなか見つかりませんね。

宿題を積み残してしまいました。
(あ、香りなどのタイプ分けはまた明日



★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 酒粕焼酎「千年浪漫?」 焼... | トップ | 白酒の香型の基本は4+1.... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

附属酒類経済研究所」カテゴリの最新記事