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酒樽を積んだのは、神社が先か、芝居が先か?

2018-08-27 12:10:27 | BTP48あるいは積み樽データブック

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罪なヤツ、ではありません。




まだまだ暑い日が続いていますが、今週は8月の最終週!

夏休みの宿題、最初に片づけてしまうタイプと、最後までためておくタイプがありますが、自分は100%後者でした(威張れる話ではないけど)。

幸せなことに、もう卒業したので学校の宿題はないのですが、別の宿題をため込んでいるのを忘れていました。



某所に積み樽を設置しよう!という、BTP48プロジェクト

過去の記事を確認したら、キックオフは今年の4/18


当時は秋口には、、、としていたので、そろそろ本格的に動かなくてはなりませんね。
関連して調べなければ、と思っていたことが幾つかあるのですが、これもその一つ。

積み樽の起こりって?

「積み樽」でまず思いつくのが、伊勢神宮(の白鷹)など、神社などでの積み樽。

伊勢神宮
(白鷹さんのHPより拝借)

一連の記事の中でも、上掲の記事での東京大神宮ものや白山神社のもの、長岡天満宮のものなどをご紹介しました。


神事にお酒は欠かせないので、その奉納は当たり前として、それがいつごろから積まれるようになったのでしょうか。

「積む」というのは、「奉納したんだぞ!(されたんだぞ!)」というのを誇示するためのものかもしれませんね。
(昔、文化人類学の授業で習った「ポトラッチ」とかの贈与行為を思い出しましたよ)


それはさておき、「見せびらかすため積む」というので思い出したのが、

こちら

これも以前書いた記事ですが、歌舞伎座の前に積まれていた、積み樽。


確か、こういうのって「積物(つみもの)」と言って、江戸時代、ひいき筋が歌舞伎役者に贈った品物を芝居小屋の前に高く積み上げて景気づけを行ったことに由来すると聞いたことがあります。

実際「猿若町顔見世積物図」 というのもありました。



画面の左端に、酒樽?らしきものが積んであるのがわかります。

歌舞伎の積物が転じて奉献の積み樽になったのか、全然別の起こりなのか。

立派な研究課題になりそうですね。




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