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去年も悩んだ。アルコール入りフローズンアイスは酒類なのかどうか。

2023-06-02 18:13:30 | 附属酒類経済研究所
                          
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昨日の日経。





ロッテ、アルコール入り飲むアイス 今夏もテスト販売
~ネット通販などで


ロッテは5月末からアルコールを加えた飲むタイプのアイスクリーム「クーリッシュ」=写真=のテスト販売を始めた。2022年の取り組みに比べ販売規模を約2倍にし、消費者の反応を確かめる。若者のアルコール離れが指摘される中で、20~30代の嗜好を探る材料になりそうだ。



そういえば、去年も出てました。




記事に「販売規模を昨年の約2倍」としていますし、勢いはありそうです。

で、アルコール度数は5%なので立派なアルコールですが、そもそもアイスなのかアルコールなのか(去年も悩んだ)。
発売元は「ロッテ」ということで、同じロッテからアルコール無しのフローズンアイスも出ている(というか、こちらがメイン)ので、その派生形とも考えられます。





スーパーなどで何売り場に置かれるのかも気になりますね。
それ、要は酒税法上の扱いですが、国税庁のホームページにこんなQ&Aがあった。


Q3 アルコールを含有するチョコレート、飴等の菓子類やアイスクリーム類は酒類に該当しますか。

A 酒税法上の酒類とは、「アルコール分1度以上の飲料」とされておりますので、現在の市場において流通しているアルコールを含有するチョコレート、飴等の菓子類は、一般的には「飲料」とは考えられないため「酒類」に該当しません。
 一方、アルコールを含有するアイスクリーム類は、融解又は溶解により液状となり、「飲用」することが可能と考えられます。
 しかし、アルコールを含有するアイスクリーム類が融解等し、アルコール分が1度以上の液体となっても、一般に飲用に供されるものではないと認知され、実態としても、通常飲料として供されるものとは認められず、かつ、製品の形状を維持することを目的とした製造行為が行われるもの又は食品添加物等が使用されるようなものは、強いて酒類には該当しないものとして取り扱います。

根拠法令等:
酒税法第2条第1項


うーん、微妙。
アイスだから溶ける、とも言えるけど、「フローズンアイス」とかって、増粘多糖類の固まりみたいなもので、溶けないともいえるし、そうすると最後の記載の辺りから酒類ではないようだし、どうなんだろう。

まあ、パッケージには「お酒」とあるようなのでそうなのでしょうが、販売が始まったら、売り場を見に行こうっと。




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