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「子別れ」で熊さんが枡の角からお酒を飲んでいましたヨ@七代目円楽襲名披露興行

2025-03-03 16:23:19 | 酒の本棚(書評?)




先月、ジョギングの途中で池之端の三遊亭好楽師匠の自宅前で見たポスター。



三遊亭王楽改メ 七代目円楽襲名披露興行

これも何かのご縁、と行ってきましたよ。





高座の演目ってその場(その日)に決まると思っていたのですが、後半の口上で、直後の談春/円楽で「子別れ」をリレーでやることがちょっと前から決まっていたと談春が。
(通の方々は出番順を見てそれを予想されていたようです)



(終演後に掲示)

そんな子別れ、トリの円楽は熊さんが改心して身を持ち直してからの「下」だったのですが、改心のスタートはやけ酒を飲んでいる際に我に返ってお酒を止めたこと
その場面を「(自棄になって)酒屋に走って行って枡の角から酒をキューっとやって」と表現していました。

!!

「枡で酒を飲む」ということに関し、個人的にはこう思っていました。

①江戸時代に枡でお酒を飲む習慣はなかった。

②色々なところで「枡でお酒を飲むときは角ではなく正面の平たいところから飲むべき」とされているが、それ本当?


子別れは江戸古典落語なので世相を(ある程度)表していると考えると、枡でお酒を飲む習慣があったことになりますし、その際、「角から」飲んでいたことになります。
自分からすると。①は「考え直さなきゃ」だし、②は「だよね」です。

ただ、時代に関しては歌は世につれ世は歌につれなので、枡でお酒を飲むようになった)明治期以降((←と自分は思っている)に落語の内容もそうなったのかもしれません。
飲み方についても、「正面から飲むべき!派」は身を持ち崩していた頃の熊さんを表現するために角から飲ませたと強弁するかもですが、自分的にはそれが普通だったと思います。

ちょっと気になりますね。




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