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日本の食料品輸出全体といい勝負? イギリスのEU離脱で、改めてスコッチウィスキーのすごさを知った。

2020-02-01 10:19:37 | 附属酒類経済研究所
                          

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今日は月初の土曜営業日
普段通り朝の支度をしつつ、ふと思い出してBBCのライブを見てみると、、、、





そう、今日2月1日はイギリスのEU離脱の日。時差の関係で日本では朝の8時がそのタイミング

画面にはダウンニングとありますから首相官邸でしょうか。

建物にプロジェクトションマッピングでカウントダウンタイマーが映し出されています。
(画面は5秒前)

群衆?のカウントダウンの声が響く中、タイマーは00:00になって消え、代わりに0時を示すアナログ時計(たぶん、ビッグベンの時計台)が映し出され、鐘(たぶんビッグベンの鐘)が鳴り響き、イギリスのEU離脱が成立、となりました。





(トランプさんの当選同様)驚きの国民投票の結果から始まったイギリスのEU離脱ですが、本当にそうなっちゃいましたね。

未だ半数が残留を希望、というニュースも見ましたが、画面で映し出されているのは鐘の鳴り響くん中、旗を振って祝う群衆の姿だし、報道音声も(英語なのでよくわからないけど)「celebrate」とか「celebration」とかが繰り返し流れています。

恐らく、決まったことなのであとは前向きに頑張っていこう、ということなのでしょう。


それで思い出したのが、物流や手続き等の混乱などで離脱に大反対していたスコッチウィスキー業界

ただ、離脱が決まった以上は、EUとの貿易等にヘンな制約が係るような合意をするより、「合意なき離脱」を選び、WTOルールによる貿易関係を選ぶほうが良い、と「合意なき離脱」も辞さずという方針に賛成したそうです(WTOのルールによると、スコットランドからEUへの輸出関税はゼロとなるらしい)。

ロイターか何かの記事で見たのですが、スコッチウイスキーの輸出金額って、イギリスの飲料含む全食品の輸出額の5分の1以上を占めるそうです。
(改めて数字を調べたら、2017年は43億6000万ポンド(約6500億円)、雇用は4万人でした)。

その業界の動向が、離脱成立に影響しているのかもしれません。


翻って、日本酒を考えてみると、右肩上がりで輸出量は伸び続け、二百数十億円規模にまで成長していますが、食料品全体の輸出額(確か2018年は1兆円まであと一息と聞きました)の2%程度。

それでは発言力も弱いよなぁ、と思いつつ、数字を見直すと、そもそも日本の食料品全体の輸出額と上掲したスコッチウィスキーの輸出額がなかなかのいい勝負

スコットランドって、北海道と面積も人口もほぼ同じとよく言われますが、そこだけでオールジャパン食料品全体といい勝負とは。

スコッチウィスキー恐るべし、ですし、その意味で日本酒の伸びしろにも期待、です。
(でも、成り行きではなく、ウチも含め、自助努力が必要ですね)

EU離脱にインスパイアされた、2月1日でした。



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