八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

次の次の次は……「考える野球」

2007年05月06日 12時33分16秒 | 散ドラ諸君への喝!

野球のルールは本当に難しいですが、それを使いこなして、嫌らしい野球・うまい野球をすることは更に難しいことです。プロ野球は「基本」は出来るのは当然で、嫌らしい野球をできたチームが強いチームとなれるのです。たまたま一度優勝するのではなく、常勝球団と呼ばれるチームにはこうした強さがあります。今年の巨人は、名コーチの伊原コーチを迎え、こうした嫌らしい野球を目指して現在首位に立っていますが、本物になるにはもう少し時間が必要でしょう。

 

V9時代の巨人や、少し前の西武は本物の常勝チームでした。巨人は、長嶋・王という圧倒的な力をもった二枚看板ばかりが注目されますが、走れる柴田・高田、バントやエンドランなど小技が利く土井・黒江、投手をリードする森など名脇役が数多く揃っていました。西武も巨人の伝統を知る広岡・森両監督と伊原コーチなどにより、相手に嫌がられる、憎らしいほどうまい野球をやっていました。

 

最も有名な場面は、日本シリーズで中堅クロマティの緩慢な返球の間に一気にホームを陥れたシーンでしょう(確か一塁ランナーがヒットエンドランで三塁を陥れ、常識的にはそこでストップの場面でした)。常識では考えられないと思ったからこそ、クロマティもゆっくり捕ってゆっくり返球したのですが、これが大きな間違いです。外野からの返球はできるだけ早く内野に戻すのが鉄則です。外野は内野から遠いので、ちょっとスキを見せると、次の塁を狙われるということを常に頭に入れておかなければなりません。試合で監督・コーチが「中へ持ってこい!」と言っているのは、そういう意味です。みんなこういう言葉の意味をわかっているかな?分かっていなかったら、遠慮しないで聞かなきゃダメだよ。

 

散ドラのみんなは、まずは次の次を考えた野球が出来るようになることが先決だけど、そのあとには、そのまた次の「考える野球」を目指せるようになりたいね!

コメント
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