八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

モチベーションと目標

2009年03月30日 23時42分05秒 | 指導・育成のうんちく
世界フィギュアで浅田真央が4位に沈みました。自分の目で見ていないのでわかりませんが、新聞記事を読む限り、最近苦しんできた採点方法の変化のせいでも、トリプルアクセルを失敗したせいでもなく、理由が分からない精彩のなさとのことです。記事の中では、昨年のグランプリファイナル以降「モチベーションが上がらない」とコーチに語っていたとありました。
 
無敵かという強さを誇った選手でも、このモチベーションとの付き合い方は難しいようです。アテネ五輪を二冠で制した北島康介も、その後の四年間が決して順調ではなかったからこそ、北京での「何も言えねえ」発言になってのでしょう。水泳のイアン・ソープも無敵のまま若くして引退しました。大相撲の朝青龍も何回優勝するか分からないというほどの強さを誇りましたが、度重なる素行不良で引退騒動まで追い詰められたのもモチベーションの問題と無関係ではないと思います。
 
では、プロ選手は別として長い期間選手生活を送った人はどうでしょう。室伏広治の父、アジアの鉄人室伏重信が思い浮かびます。ハンマー投げという競技は技術力がものをいう競技で、選手生活のピークが遅いという特徴があるということです。つまり、若さの力任せてではなく、少しずつ技術を磨いていく過程で、小さな目標を設定してそれを一つひとつクリアしていく競技なのだろうということです。モチベーションと目標はイコールではないでしょうが、非常に近しい関係なのでしょう。
 
一流のアスリートとは比べものにはなりませんが、一般人だって同じです。私は散ドラ諸君への叱咤激励をこめて、12月から1月の駅伝大会までとジョギングを始めました。こうした小さな目標だったので、かなり熱心に取り組めました(=モチベーションが高かったです)。駅伝大会が終わってからは、いずれマラソンを走りたいという目標をもって熱心に続けていたのですが、長い距離を走ると踵が痛くなるなど、なかなか距離が伸びずに、ここのところちょっとマラソンは遠い目標になってしまっています。すると、目標が遠くなっただけでなく、モチベーションが上がらず、何とか毎日走っているものの、義務感で走っているようなところがあります。こういう時に、目標をどのように修正したり、リセットしたりするかが重要なのだと思います。
 
自分の状況を常に客観的にモニターできる人は、こうした目標のマネジメントを自分で出来るのでモチベーションを維持することが出来ます。目標が大切なのは、こうした理由があるからです。散ドラ諸君も、いまの自分の課題は何なのか、それを克服するにはどうしたらいいのか、しっかり目標を持って取り組んでください。結果はきっと変わってきます。

コメント
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