遂にやりました!松井秀喜が悲願のワールドシリーズ・チャンピオンに輝いたばかりではなく、優勝を決める試合で、2回先制2ラン、3回中押し2点中前打、5回ダメ押し2点二塁打でシリーズタイとなる1試合6打点と大爆発し、文句なしのシリーズMVPに輝きました!!チームのために、自分の出来ることに集中するという地道な男に野球の神様がほほ笑んだのでしょうか。いえいえ、松井選手の言葉を借りれば、自分に出来る準備をしっかりして、自分に出来ることに集中した結果でしょう。
それにしても、7年間挑み続け、跳ね返されていたどでかい壁を何とも派手なやり方で飛び越えて見せたものです。ゴロ・キングを言われた1年目を乗り越え順調に歩み始めた時にはワールドシリーズとは縁がなく、骨折、2度にわたるヒザの手術、契約最終年を迎え、活躍しても再契約はないなどと言われた逆境の中で、この結果です。何という男なのでしょうか。
仕事の合間に、松井のそんな活躍(に密かに)興奮していたら、仕事を終えて家に帰ると、1対0で日本ハムが勝っていました。今日もがっぷり四つだなと思いながら、ジョギングに出かけて戻ると、倅が「日本ハムが勝ってるよ」と言います。「知ってるよ」というと、「違うよ、8回に大道のヒットで追いついたのに、9回高橋のホームランで勝ち越されたんだよ」とのことです。これは日ハムの勝ちだなと思いながら、シャワーを浴びて出てみると、今度は「お父さん、巨人がサヨナラ勝ちしたよ」とのことです。ご承知のように、眠っていた亀井がこの土壇場で目覚めて同点ホームラン、昨年のシリーズをケガで棒に振った阿部がサヨナラホームランと、巨人も松井のパワーが乗り移ったかのような神がかり的な攻撃で、王手をかけました。
巨人の神がかり的な攻撃ももはや偶然ではなく、自分たちで引き寄せた自力になりつつあるような気がします。昨日書いたように亀井が目覚めたことも大きいと思います。とはいえ、ここまでがっぷり組み合っている両チームですので、まだまだ分かりません。これまでのもつれたシリーズでも、王手をかけられたチームが勝って逆王手をかけて、プレッシャーをかけるということが何度もありました。しかし、今年の巨人は追い込まれても焦らない強さがありますし、今シリーズで一度も相手に勝ちを先行させていないので、巨人が一歩リードと言えるのではないでしょうか。
今日のジョグ
5km 25分26秒