ちょっと前に、「名球会で金田会長解任クーデター云々」という週刊誌の中吊り広告を目にしました。その中身は知りませんが、金田会長の後任に王さんが就任すると、報道されていました。その記事の主旨も、「頼まれると断れないのをいいことに、いつまで日本球界は王さんに依存するのか」ということでしたが、まさに同感です。
落合博満がかつて「本当のスーパースターというのはON以外にはいない」と言ったように、ONの存在感がとてつもなく大きかったのは事実ですが、だからと言って、いつまでもONに頼っていないで、世代交代することが必要です。野球界に限らず、日本社会全体が、急激な高齢化を迎え、従来のやり方では通用しなくなってきているのです。
先輩が偉大すぎて(あるいは数が多すぎて)私たちには無理ですなんて言っていないで、これらかの社会や野球界や、会社を背負って立つ当事者である若い世代がもっと声をあげないといけないと思いますね。王さん(やその他の年配の方)だって、これからの野球界の責任を取れと言われたって、そんなに先のことまで責任取れないよという心境だと思います。
やはり、自分たちのことは自分たちの手で。権力を離さない人がいたら、力づくで奪い取っていかないといけないですね。週刊誌からすると、「クーデター」など格好の材料になるのかもしれませんが、やむにやまれず立ち上がると、それはクーデターということになるのでしょうけどね。クーデター結構じゃないですか。会社だって、選挙で社長を選ぶわけではありませんし…。