野球のフォームは
個人的には、打者でも、投手でも、すっと背筋を伸ばして立ったオーソドックスなフォームが好きですが、プロ野球選手のバッティングフォーム、ピッチングフォームは個性豊かです。一本足打法の王貞治はその最たるものでしょうが、振り子打法のイチロー、神主打法の落合満博などネーミングがある一流打者のほかにも、ヤクルトの八重樫のように真正面を向いた極端なオープンスタンスや、ローズのように高々とバットを構えるスタイルや、逆に思い切り寝かせて天秤打法と呼ばれた近藤和彦など、さまざまなフォームがあります。
投手でも、江川卓の一旦弾むようなフォームは良く物真似されていましたし、江川と因縁の小林繁も今なら二段モーションを取られるかもしれません。マサカリ投法の村田兆児、左版マサカリ気味の大野豊、変則サイドの角三男、足を高々とあげた西本聖、今なら山本昌やロッテの多田野など変則フォームですね。
彼らとて、最初からそういうフォームだった人は少なかったはずです。少年野球の頃のオーソドックスなフォームから、徐々に自分に合うフォームを模索していった結果、たどりついたのでしょう。ですから、人から見れば変則でも、彼らにとってはもっとも打ちやすく、投げやすい合理的なフォームなのでしょう。
ジョギングのフォームは
野球に限らず、どんなスポーツでも同じことが言えるでしょうが、走ったり、泳いだりという単純な競技では、野球ほどの個性の違いは出ないですね。それでも、やはり自分に合ったフォームというのはあるのだと思います。
今日は雨も上がったので、久しぶりに長い距離を走るつもりでした。また、いつものようにゆっくりとではなく、5kmごとにラップをとって、そこそこのスピードで走るつもりでした。ラップを計り始める陵南公園の南浅川橋まで軽くアップ程度で走り、そこから水無瀬橋までを往復する5kmコースを走り始めました。ところが、水無瀬橋まで行くともうガス欠のようになり、戻りはヘロヘロになり、とても20km超を走る気力はなくなりました(ここのところ、どうも調子が出ないのと、朝一で水分・エネルギーが足りていなかったのかもしれません)。
南浅川橋に戻り、そのまま帰路に着こうかとも思いましたが、ゆっくりでもいいからもう一往復だけしようと、再び水無瀬橋に向いました。最初の一往復は、よく言われるようにきちんと腕を振って、足もしっかり上げて走っていたのですが、二往復めはもっと力を抜いて、腕は腰の少し上くらいで少し横気味に振って、肩甲骨を前後させるようにして、足もすり足に近いような感じで走ったら、もう止めようと思ったくらいだったのに、それほど苦しくもなく、一往復目と同じラップで走れました。
走り始めてもうすぐ一年になりますが、まだ自分なりのフォームを見つけあぐねているところです。走っているほかの人を見て思うのは、やはり速い人は、リズムが良いことと、無理のないフォームで走っているように感じます。まれに、ものすごく力強いフォームで走っている人もいますが、それはそれで自分にとって一番しっくりくるのでしょう。私も自分らしいフォームを探しながら走ってみようと思います。
今日のジョグ
15.7km 1時間27分14秒
前後のウォーミングアップ、クールダウンを除く、間の5kmのラップは、
26分37秒、26分20秒とまったくダメでした。
夏以降スピード練習をしていないせいでしょうね。