お米ではありません。娘のストレッチ熱に感染して、最近アスリートとしての食事とか、コンディショニングに興味を持って本を読んでいます。その本の冒頭に、RICE のことが書いてありました。
RICEとは、Rest、Ice、Compression、Elevation の頭文字を合わせたもので、ケガをした時の応急処置の方法だそうです。
まず、Rest(安静)ですが、これは誰でも分かりますね。ただし、誰でもケガをすれば安静にしますが、痛くて休むということではなく、動くことによって血流が患部に流れて内出血が広がり患部が悪化することを防ぐための安静でそうす。だから、動けるからと無理するような昔の精神論は決してほめられたことではありません(衣笠、金本選手などは立派ですが、健全な青少年は真似しない方がいいでしょう)。
次に、Ice(冷却)ですが、これが一番重要なのだそうです。先日、代謝について書きましたが、体温が上がると代謝も活発になるそうです。逆に、体温が下がると代謝は不活発になり、エネルギーの消費が減ります(冬眠や、気温が下がると仮死状態になる昆虫なども同じメカニズムですね)。つまり、体温を下げて、患部の活動を休眠させることによって、患部の損傷が拡大することを防ぐと同時に、冷やすことによって痛覚をマヒさせ痛みを和らげるということです。
そして、患部の血流が活発にならないようにCompression(圧迫)し、同じく患部を高く上げるElavation(挙上)ことによって、やはり血流を制限し、患部が悪化を避けるのだそうです。
ということで、まず冷やすことが大事だということです。応急処置以外にも、アイシングは慢性的な疾患の鎮静化や再発防止にも重要な役割を果たしています(皆さんもプロ野球や高校野球で目にしていると思います)。ただし、気をつけなければいけないのは、湿布などは冷却感があるだけで、製品によっては血行を促進するものもあるので、逆効果になることもあるそうです。また、冷却スプレーも表面は冷やすものの、深部までは冷やさないので、試合中の一時的な措置を考えた方がいいということです。
といっても、散ドラ活動中に、いつもアイシング用の氷などは用意できませんから、冷たいタオルでまずは冷やすということでいいと思います。ちなみに、熱中症も体を冷やすことは非常に重要な対策であり、首回りや脇、足の付け根など、血流が集中するとことに冷やすことが重要なので、試合中に母の皆さんが、選手の首に冷たいタオルを当ててくれていますが、あれは非常に効果的と言えます。まだ、しばらく暑い日が続くようですので、母の皆さんも大変ですが、よろしくお願いいたします。
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今日のジョグ
4.8km 26分10秒