センバツはあっという間です。まともに試合を見ていないまま、気がつけば準決勝になっています。九州国際大付、日大三高、履正社、東海大相模と強豪揃いのベスト4が出揃いました。血のつながらない遠い親戚の子もまだ勝ち残っています。一度はしっかり見ておきたいところです。
今年のセンバツ高校野球は、震災での被災者に配慮して、鳴り物での応援を自粛しています。高校野球のブラスバンドによる応援合戦は、早稲田のコンバットマーチや、慶応のダッシュケイオウなどクラシックな大学の応援歌にはじまり、狙いうち、ルパン三世、サウスポー、宇宙戦艦ヤマト、紅、タッチなど、数々の曲が定番となっています。これらは既に甲子園の風物詩ですから、ないとちょっとさみしいですね。
一方、プロ野球の鳴り物自粛は、震災とは関係なく、この際だから止めてほしいですね。はっきり言って、うるさいだけだと思います。子どもが小さいうちは、応援の方ばかりが気になって、野球は見ていませんでした。
リズムを合わせて踊りながら応援しているファンの人たちも、野球を見ているどころではないと思います。やっている方は別にそれでいいんでしょうけど、打つ音、ミットやグラブに収まる音まで、野球を五感で楽しもうと思ったら、はっきり言って邪魔以外の何物でもありません。
しかし、どうもこの辺りは、野球ファンで意見が分かれるところですし、応援団と言われる人々は一定の力を持っているようですから、球界でコンセンサスをとって進めない限り無理でしょうね。しかし、開幕問題でもこれだけすったもんだした球界ですから、こんなささやかな改革でもきっと無理でしょう。ベースボールが「野球」と言われ、サッカーと違って、ローカルスポーツから脱却できない所以ですね。
でも、今年の鳴り物禁止の間に、野球の魅力を選手たちが見せつけて、そういう機運を盛り上げてくれることを期待です。打球の音、投球の音の方が、トランペットよりいい音です。
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今日のジョグ
4.5km 23分40秒