話せば分かると言ったりしますが、小学生では話して分からないことも多々あります。まだ若い(?)頃、能力開発の部署にいた時に、新入社員には自前で研修をやっていましたが、仕事だからという気持ちではなく、本当に自分の子どもや、弟妹のように思ってぶつかると、彼らもそれに応えてくれ、研修内容なんて忘れてしまった今でもその当時のことを懐かしそうに語り、慕ってくれます。
しかし、それも人間としてある程度成熟した大人であるからですし、会社という労働の対価として給与をもらう立場になった場所であるからです。これが、大学、高校、中学校、小学校と年齢が下がるに従って、それは難しくなるのは仕方がありません。
自分の子どもだってそうだったのですから、よその子ではなおさらです。そして、そのよその子でも、みな一様ではなく、千差万別です。でも、毎年新入社員に何とか型とネーミングするように、学年ごとに何となく特徴というか、個性のようなものが出ますよね。
今のチームで言えば、6年生は「マイペース型」。皆おっとり型で、人と争わず、仲も良いです。そういうメンバーですから、学年としてもマイペースです。試走の時のコースを歩く時、クリーン作戦の時、試合会場についての移動時など、大体、自分たちの学年だけでトットコトットコ先を歩いていってしまいます。学校の中でも6年生となって、名実ともに最上級生の今年、どれだけリーダーシップを発揮できるかが楽しみです。
5年生は「やんちゃ坊主型」です。この代は、駅伝のタイムでも分かるように身体的な能力は非常に高いものがあります。しかし、精神的には、よく言えば「やんちゃ」、悪く言えば「お子ちゃま」です。しかし、もう5年生です。そろそろ、お兄さんになってほしい今日この頃です。精神的な成長が楽しみです。
4年生は期待を込めて「大器晩成型」です。1年生で入団したリサももう4年生です。花が咲くのを今か今かと待っているのに、まだまだ咲くつもりがまったくなさそうなので、まさに大器晩成の代表格です。でも、下半身を使わないであれだけ投げて、打てるのですから、本気でやったらいつでもレギュラーになれると思うんですけどね。マイペースのケンタロウも晩成型です。新人のナオユキも、足は遅いのですが、けっして手を抜かない姿勢は、時間がかかっても必ず力になります。同じく新人のレンは、頭で考えるタイプで考えすぎてうまくいかないことが多々ありますが、もう少し心身のバランスがとれてくると、この「考える」力は必ずいきてきます。何とか小学校の間に晩成してほしいものです。
3年生は今のところ一人だけですので、何とも言えませんが、最初に入っている部員が結構その代のキャラクターを決めるかもしれません。そういう意味では、物おじせずに、ボールと戯れるシュンスケカラーになれば、「野球大好き型」になるかもしれません。楽しみです。
と、学年ごとに何となくキャラクターがあるものですが、やはり、最後は一人ひとり千差万別ですし、そうなってもらわなければ、困ります。マイペースの6年生ですが、ナオキはピッチャーをやるようになってから、ピッチングに関しては、相当こだわりを持って取り組んでいます。シュウヘイも、私に言わせればまだトスも出来ないのにと思いますが、バッティングに関しては自信が出てきたようで、それはそれでいいことです。
やんちゃな5年生たちも、みんな打ちたくて打ちたくて仕方がないのはみな同じですが、最近サネが走ることにこだわっているような気がします。散ドラに参加するようになってから、短距離では小学生に遅れをとることはありませんでしたが、こっちが年を取ってきたことと、長距離を走るようになって筋肉が変わってきたのか、最近、ダッシュでサネユキに置いていかれるようになっています。試合では、大きいのを打ちたいらしく、まだ足を活かすまでは行っていませんが、いずれこうした「強み」は生きてきます。
学年ごとのカラーはありますが、やはり最後は一人ひとりがどうしたいのか、です。一人二人でも、自分がこだわること、これでは人には負けないぞ、ということを見つけると、きっといろんな化学反応を起こし始めると思います。
散ドラ諸君がいろんなことに自分なりのこだわりを見出して、これは負けないぞというものを見つけてほしいと思います。
今日のジョグ
も、仕事で遅くなり、お休み。