倅が野球を初めて以来、いろいろ野球の本を買いました。参考になるもの、ならないもの、いろいろありましたが、良いなって思った本でも最近の子どもたちの変化には付いていけていないような気がします。
というのも、以前は思いもしなかった子どもたちの癖や動作があり、これまでの型どおりの本ではとても対応が出来なくなっていると思います。
例えば、真っ直ぐ踏み出せと何度言っても体が開いてしまうこと(真っ直ぐ足を踏み出すだけなのに…)。
例えば、重心を低くしてと言っても振りはじめると体が起きて反り返ってしまうこと。
例えば、地面に向かって腕を振ってしまって、力のあるボールが投げられないこと。
例えば、走る時や守る時に脇が開いてしまって、動きが遅くなってしまうこと。
例えば、走る時につま先の方で走れず、足の裏全部つけてペタペタ走ること。
例えば、例えば、例えば…。言葉に書いてしまうと、たいしたことがなさそうですが、なくて七癖というように、癖ってなかなか直すのが難しいです。思い返せば、過去にも、何度言っても横っ取りが直らなかった部員、打撃の時に膝がまったく使えなかった部員など、いろいろいました。
およそ、昔だったら当たり前だったことが出来ないという考えられないようなことが結構あります。そもそも、当たり前だった大前提が出来ないということになると、結構大変です。「当たり前」って、当たり前だから普段意識をしてやっていないからです。
こういうことを直せるようになったら、本が書けるかもしれませんね。