一昨日発表された新人王は、セントラルリーグが最多勝を獲得したヤクルト・小川、パシフィックリーグが優勝に貢献した楽天・則本が受賞しました。セントラルでは、巨人・菅野、阪神・藤浪も新人王を獲得してもおかしくない成績でしたが、最多勝が相手では仕方がありません。パシフィックでは、日ハムの大谷翔平が二刀流で話題を振りまきましたが、成績では則本には及びませんでした。
昨日決定したMVPは、セントラルが本塁打の日本記録を更新する60本を放ったヤクルト・バレンティンが、パシフィックでは、24勝1セーブ無敗の楽天・田中将大が文句なしで受賞しました。特に、前年から28連勝、ポストシーズンを含め30連勝の田中は、杉浦、野村に続く満票での受賞となりました。
田中投手のメジャー入りをにらんだ日米のポスティング制度交渉も話題となっていますが、それはひとまず置いておいて、今回の新人王・MVPを見ていて興味深いのは、最多勝新人王・小川、日本記録更新の本塁打王バレンティンを擁するヤクルトが最下位に沈んだことです。
普通だったらエースが最多勝で、主砲が日本記録を更新する本塁打王だったら、優勝しておかしくないおところですが、記録を見てみると、投手では防御率上位にずらっと顔を並べる巨人、阪神にくらべ、ヤクルトでは小川の次は、12位の石川です。打率では、2位のバレンティン以外21位までヤクルトは誰も入っていません。規定打席に達したレギュラーがいなかったということでしょうか。これでは勝てるわけがありません。逆に言うと、相手方はバレンティンだけをマークすればいい中で、よくバレンティンは60本本塁打を打ったとも言えますね。
過去もヤクルトの前身である国鉄で金田正一が勝ち星を重ねてもチームは下位に低迷し、当時の特別規則で巨人に移籍したことがあります。どんなにすごいエースや、4番がいても、それだけではチームにならないということですね。
散ドラには、もちろんそんなスーパーエースも、スーパー4番もいないわけですから、なおさら全員がしっかり頑張らないといけませんね。今年のチームも残すところあとわずか。何とか結果を出したいですね。
今日のジョグ
まだ踵の痛みが気になり、騙し騙し。
22.1km 2時間28分50秒