一昨日の日米野球の大谷翔平には、わくわくしましたね。プロ野球でわくわくさせてくれる存在というのもそうそうありません。私の中では、最近では田中将大投手、その前だったら松井秀喜選手と、10年に一人くらいの間隔ですね。日米野球第5戦で先発するらしいので、世界をあっと言わせるようなピッチングをしてほしいですね。今日も日本が勝って、いよいよメジャーも後がなくなり、本気の本気で迎える第5戦です。わくわくします!
テニスでは、今年一年、錦織選手が湧かせてくれました。錦織選手が近年の日本男子選手では、ベストプレーヤーなのは当然なのですが、今年のはじめ頃は世界のトップクラスとはまだまだ言えませんでした。世界ランキングでは、17位から20位といったところでした。それが、全米オープンで準優勝して8位に入ってからは、ツアーでも連勝してあれよあれよと順位をあげて、今や5位です。そして、世界のトップ8だけが出場できるATPツアーファイナルで、マレーを破り、世界2位のフェデラーには敗れたものの、今日対戦相手のラオニッチにケガで急きょ欠場し、補欠のフェレールと対戦、第1セットを失ったものの、2セット、3セットを連取し、準決勝に進出しました。本当に「快進撃」という言葉がふさわしい一年でした。この大会の結果がどうなるかは分かりませんが、来年は間違いなく「頂点を極める」一年になるのでしょうね。ただ、喜んでばかりいられないのは、まだまだ裾野が広がっているわけではないという点ですね。女子では、かつて伊達公子が世界のトップ10に入りましたが、杉山愛子以外は後が続かず、いまだにクルム伊達公子が頑張っている状況です。錦織選手の活躍を、ぜひとも裾野の拡大、全体の底上げにつなげてほしいですね。
そして、今日はサッカー日本代表の試合もありました。アギーレ新監督になり、代表ではまったく無名の選手を起用したりして、まったく結果を残せていませんでしたが、さすがに周囲の雑音がうるさくなり、「結果」が求められる試合でした。背に腹は変えられなくなったか、アギーレ監督も遠藤、長谷部、今野といった、前回W杯主力のベテランを招集せざるを得ませんでした。結果、今日の試合もルーキー武藤以外は、W杯メンバーの先発で臨み、6対0でホンジュラスに勝利しました。結果が必要だったので仕方ないのでしょうが、わくわく感は少ないですよね。やはり、新たな大会に向けては、新たな顔に期待してしまいます。遠藤、長谷部、今野は良い選手ですが、既に30歳代です。本田にしたって、27歳で既に2大会主力として活躍しています。そろそろ新しいスターが必要ですよね。サッカーは、テニスと違って、裾野は広いはずです。あとは、いかにそれを掘り起こすかでしょう。結果を求められる世界であるのは、分かりますが、最終的な結果を出すためにも、今の育成が大事ですね。