ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

育児不安は妊娠中から

2015年02月27日 | いいお産

子育てに不安を抱えている方からのアクセスが増えています。

子どもの頻尿、子育て苦痛、子育て失敗、赤ちゃん笑わない、目を合わそうとしない、抱き癖、体重が増えない、等々のキーワードで検索して、僕のブログにたどり着いています。

多くの方が子育てに悩んでいます。
それはごくごく当然です。

子育てが楽しいと言っているお母さんは、ほんの一握りです。
初産の方の9割は悩んでいるのではないでしょうか。
その背景には、出来ちゃった婚や妊娠してから慌てて産科に駆け込む。

病院を探す条件は、近所での評判を聞いたり、込んでいる、病院が綺麗等の条件で探す。
そして、病院名を頼りにホームページにアクセスしてそこに書かれている内容を見る。
そこで重視するのは、お産にかかる費用、病室が個室かどうか、アメニティがどうか、料理が豪華、退院プレゼントがあるか、女医がいるか、胎児のエコーの画像がもらえる、などなどが選ぶさいのチェックポイントのようです。

おいおい、待てよ、それってお産に関係ないよ。

そんな条件で、産むところを決めるのか!!!!(怒)
ふざけるな!!!と、爺は怒り心頭になるのである。
そんな、条件で探したって、そこでいいお産が出来るかどうかなんか「わかりっこない」見せかけの豪華さにだまされるな。

産院の考え方、妊娠中の産婦教育、産後のフォロー体制、子育てのための教育が行われているか、出産当日から母子同室か、母子同床か、会陰切開が少ない、入院中の食事は和食中心であるか、等々を、参考にして選んでください。

初産は「個室」は避けてください。先輩ママから入院中にいろいろなアドバイスがもらえます。退院後もお友達になれます。

子育てを不安にさせる要因の中に、実母が「楽しい子育て」をしていない。
乳児期に、親がイライラして子育てをした場合には、その子が親になったときに乳児期の体験が思い起こされ不安になルことがあります。

また、抱かれて育てられていないと、抱かない子育てをしてしまいがちです。

子育ての世代間連鎖です。
その連鎖を断ち切りましょう。
本来、その連鎖を断ち切るのは、産科医や助産婦の役割です。

妊娠・子育の力を引き出してくれる施設を探しましょう。
見せかけの豪華さやサービスに欺されるな。

子育てをしているお母さん、楽しい子育てをするためにも。

不安を抱えているなら、その不安を誰かに伝えて「助け」を求めてください。
助けを求めることは、恥ずかしいことではなりません。


子育てに不安を抱えるのは、悪いことではありません。
一時でも早く相談をして、子育てが楽しく思えるようになってください。
ちょっとしたヒントで、明るく前向きになれます。

 

コメント
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