ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

孫との上手な関わり方

2007年11月03日 | 祖父母の弊害
今まで独り占めしていたお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんをとられるようで
上の子はとても不安になります。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になるんだから、もっとしっかりしてね」等とプレッシャーを
与えないでください。
赤ちゃん返りもしますが、しっかり甘えさせてあげてください。
お母さんが外出出来ないときはおじいちゃんおばあちゃんが外遊びをしっかりさせてあげてください。
 また、おばあちゃんおじいちゃんが赤ちゃんを抱っこして、上の子がお母さんにたっぷり
甘える時間を作ってください。甘えることで難しい時期を過ごすことが大切です。

楽しい子育てのサポートをしてください。
若いお母さんは皆さんの助けを必要としています。
若いお母さん・お父さんの意思と方針を尊重して、そばからそっと見守って、時々、手助けしてあげてください。
望まないことをするとマイナスになります。

お母さんの願いは、自分の他愛もない愚痴や話を否定や批判をせずに聞いてもらいたい。
ほんの少し子どもから解放される自分の時間が欲しいのです。
ただし赤ちゃんをお母さんから奪ってはいけません。
お母さんの疲労が強くお母さんが望んだ時には是非かなえてあげてください。
 お母さんが次の子を授かると、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる上のお子さんには十人十色、本当に様々な変化が表れます。
 しかし、その変化全ての奥にある子どもの気持ちは、「お母さんにかまってもらいたい」です。
 今まで一人でできていたことをしなくなったり、わざとお母さんの気を引こうと手のかかることをしてみたり・・・(もちろん、中には赤ちゃん返りもせずに、ぐんぐんお兄ちゃん・お姉ちゃんになる子もいますが)甘えん坊になったり、泣き虫になったり、暴れん坊になったりと、大人からみると「困った」ことを次々にやっていくかもしれません。つわりでしんどい時期や大きなお腹を抱えていると、一見以前よりも手の掛かる我が子に困惑したり、イライラしたりすることもあるでしょう。
 でも、ちょっとだけ子どもの立場に立ってみてください。子どもにとっては、今まで周りの大人たちの関心と愛情を一身に受けてきた立場が一気に揺らいでしまう、あるいは大好きなお母さんを赤ちゃんに取られて、自分は嫌われてしまうのではないか?という危機感をもっているのかもしれません。このことは上の子が何歳であっても変わらないようです。
 「うちの子はどうかしら?」と思うお母さんは、上の子がそんな思いをしていると解かってあげて、上の子にも今まで以上に愛情を伝えてあげてください。
 お産後なら、上の子にもおっぱいをあげてみるのも良いかもしれません。「自分も赤ちゃんと同じ、おっぱいをもらえる存在なんだ!」と思えると、きっと安心して赤ちゃん返りからも早く開放されるでしょう。上の子も決して赤ちゃん返りをしている状態が心地良いはずはないのですから・・・。
 大好きなお母さんの抱っこを赤ちゃんに譲ることや、初めてお母さんと離れて過ごすこと等々、赤ちゃんが生まれることはとても嬉しい反面、いろんな試練を子どもに与えます。もちろん、その試練は子どもが育っていく上で貴重な体験になるでしょう。
 最後に、お父さんとお母さんが必要以上に「お兄ちゃんになったんだから!」などとプレッシャーをかけず、子ども自身がお兄ちゃん・お姉ちゃんになるのをゆったりとした気持ちで待ってあげてください!

孫にとって「オアシス」になってあげてください。
親は子どもの欠点ばかり見えて気になります。
おじいちゃんおばあちゃんは、孫のキラリと輝く素敵なところを見つけて引き出してあげてください。
孫育ての時間を楽しんでください。

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