ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

補完食(離乳食)

2014年10月17日 | 離乳食

山形県立中央病院の渡辺眞史先生から補完食について
素晴らしい文章をいただきましたのでご紹介させていただきます。
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離乳食について、私は6か月に入る前後に離乳食を始めるように話しています。
6か月頃に腎機能や腸管粘膜の発達で離乳食を受け入れられる身体に変わります。
母乳に含まれる成分では6ヶ月以上の栄養を満足させることはできず、離乳食を進めることで補うことができます。
このため、離乳食とは呼ばず母乳に含まれる栄養の不足を補う補完食と表現することがあります。
栄養面や身体の発達から考えて6か月頃から始めるのがよいと思います。
赤ちゃんの成長に母乳の栄養がすぐに不足するのではく、1才、2才と大きくなるには不足するのでこの頃から徐々に母乳以外の物から栄養をとる準備をしましょうということですので、離乳食がすすまないときは母乳中心でもかまいません。
離乳食はお母さんたちが食べているものの中から、赤ちゃんが食べられるものを食べられるようにしてあげるようにします。
 お母さんが食べたものは羊水の中に味や匂いが溶け込み、赤ちゃんは羊水を飲みながら味わっています。
母乳にもお母さんが食べたものの味や匂いが入りますから赤ちゃんはお母さんが食べているものが大好きです。
お母さんががんばって作った離乳食でもお母さんがおいしいと思わなければ赤ちゃんも好きではありません。
はじめは、赤ちゃんにあげられるものをたくさん入れた具だくさんのみそ汁から取り出して、つぶして重湯に混ぜてドロドロにして与えてくださいと話しています。お母さんも自分たちが食べているものが薄味でおいしくなるようにしてください
と話しています。野菜や魚を煮るときに赤ちゃんが食べられるものを入れておけば食べられるものが増え味も多様になります。お母さんが食べておいしい離乳食を、お母さんに負担がかからず、笑顔で与えることができれば赤ちゃんはきっと食べてくれます。
気をつけるのは塩味より甘い味です。赤ちゃんは甘い物が大好きで、甘い味を覚えると離乳食を食べなくなることがあります。
果物や甘いお菓子は3回食を食べるようになっておやつとしてあげる頃からはじめても遅くはありません。
赤ちゃんによってはなかなか食べてくれない、進まないこともあります。
離乳食の完了は1才6か月から2才と考えれば8か月、9か月で悩むことはないと思います。
赤ちゃんのペースに合わせ、焦らずゆっくり進めれば大丈夫です。
ブログに書かれている様に楽しい雰囲気でみんなで食事をしているといつの間にか食べてくれるようになります。
渡辺眞史
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渡辺先生ありがとうございます。
皆さんも参考にしてください。
焦りは禁物です。
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