ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

赤ちゃんの指さし

2007年10月21日 | 子どもの成長
赤ちゃんはある時期がきますと指さしをします。
赤ちゃんの指さしは、霊長類の中では人間だけがします。
ゴリラやチンパンジーや猿はしません。
指さしは、言葉を話すようになる前兆として重要な行動です。

1歳前後の赤ちゃんがします。
誰に教えられたわけでもなく、いつの間にかしています。
ああー、ううーと声を出しながら指さします。
私の娘は「だあー」「だあ~」といって、指を指して要求していました。
赤ちゃんによって、その声は違いますので、注意して聴いていてください。

これに応えて行くのは大変ですが、親として精一杯同調して言葉を返してあげてくさい。

言葉がおそい子には、お母さんが「気になるモノや欲しいモノがあったら声を出して指さしてね」というと、もうすぐ話すことが出来る子は、答えて指さしをしてくれるようになります。
お母さんの語りかけが多ければ多いほど、喃語を話してくれますので新生児期から声かけは大切です。

また、言葉を話す準備が整っていない子は、反応してくれません。
赤ちゃんによって発育のすすみ具合は、違います。組み込まれたプログラムに沿って成長していきます。それを支えるのが親です。
赤ちゃんの成長は、赤ちゃんと親の共同作業です。

言葉が話せなくても、興味のある時に「ねー、これなあに」「この動物はなあにー」と言うことが出来ませんので、指さしによってお母さんに要求します。それが「ああー」「ううー」です。
この時期には。赤ちゃんの脳では言葉を理解しているのでしょうね。
ただ「話せない」だけなのではないでしょうか。僕にはそう思えます。

指さしの時期にはめんどくさいなと思わずに、きちんと応えてあげてください。
赤ちゃんは、親の反応やしゃべることをしっかり聞いています。

子どもと親のやりとりを楽しんでください。
赤ちゃんに「わんわんは?」「パパは?」「自動車は?」などと聞くと、そちらに顔を向けたりして、親の問いかけに正しく応えてくれます。言葉の意味がわかっている証拠ですね。
指さしは、まさにベビーサインです。

この後には「あれなあーに」「これなーに」の質問攻撃がやってきます。
この時も、きちんと子どもが納得するまで応えてあげてください。
お父さんも協力してあげてください。

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