昨夕507号相武台相模原線戻る途中、「相模原公園」から「相模原麻溝公園」前を通りかかるとその先奥の丹沢・大山山系の上空が茜色に染まり神秘的で幻想的な「夕焼け」景色を提供してくれていた。「相模原麻溝公園」のシンボル「グリーンタワー」のシルエットが夕焼けの中にくっきりと浮かび上がっている。朝焼けや夕焼けの赤は壮絶な旅を生き抜いた色であると話された方がいる。太陽が沈んでいく夕方は青かった空がだんだんと暖かな赤系色に変わっていく時間帯で、空が顔を赤らめているかのようなと表現されている。そんな夕焼けや朝焼けがどうして赤いのかは太陽が高い位置にある日中は青い光が散らばって空に広がり(レイリー散乱という)、空が青く見え、朝や夕方には、太陽の高度が低いことから太陽からの光が地球上の大気の層を通る距離は日中よりも長くなる。そのぶん可視光もレイリー散乱の影響を強く受け青以外の光も散乱され、もっとも散乱されにくい赤い光だけが生き残って、私たちの目に届いているようである。雲の種類は10個ほどあるよあだが、今夕の雲はすじ雲、うろこ雲のようでその空間を二羽の鳥が悠々と飛び回っている。人の筆では描けない自然が創り出したまさしく絵画、芸術品のようである。(2201)
町田市鶴間に500年の寺歴を有し町田市内でも名刹の一寺に挙げられている浄土真宗西本願寺末寺「山王山圓成寺」は鎮座している。北條氏綱に仕えていた当地の領主「山中修理亮」が出家し開祖。創建は天文7年(1538)。本尊は弥陀如来立像である。堂内に安置されている室町後期に作られた全身彩色を施された寄木造「聖徳太子立像」は町田市指定有形文化財である。56号線「観音寺前」、246目黒交差点を東名入口方向に進むと左側に構えられた大きく立派な「寺号標」より入山すると境内正面に鉄筋コンクリート造りの木造亜鉛葺寄棟造の巨大な2階建ての「本堂」がある。屋根の大棟の中央に宝珠形の飾金具が掲げられ金色に輝き豪華である。隣に「鐘衝堂」、右手に「鐘楼」、その先に「庫裡」、「客殿」が建ち並んでいる。名刹に相応しい伽藍と寺域である。(2201)