町田市図師町199番地1室内プール敷地内に「町田市5ヵ年計画17-21」の重点事業一つとして、今月稼働開始予定の熱回収施設(ごみの焼却施設)で発生する熱エネルギーを有効に活用し子どもから高齢者まで幅広い世代の健康の増進と交流を図る「温浴施設」が来年4月1日にオープンすることが明らかとなった。施設の概要は第一駐車場の土地に地上3階建ての「健康増進温浴施設」(仮称)で建築面積は約1600㎡、鉄筋コンクリート造の地上3 階建に「男女浴室」、「サウナ」、畳敷きの「休憩室」、「多目的室」、「キッズスペース」、「売店」、「食堂」などを備える。男女別にそれぞれ浴室が整備され浴槽、サウナ、洗い場が設置されている。この施設位置づけは公衆浴場法上の地域住民が日常生活で利用する「一般公衆浴場」とは異なり「その他の公衆浴場」に該当とのこと。浴室の利用料金は大人が700円、子ども・障がい者が350円。果たしてどのような温泉施設が完成・開業するのか今から待ち遠しい限りである。(2201)
大和市下鶴間に下鶴間村の鎮守「武相下鶴間諏訪神社」はある。創立(創建)は不詳ながら古来より「式内石楯尾神社」と伝えられ「新編相模風土記稿」によれば文徳天皇天安元年(857)祭祀のことが記され、後醍天皇延喜7年(907)の神名帳に高座小五座のうち下鶴間村に石楯尾神社ありと記されていることから千有余年前に既に鎮座していたことが分かる。諏訪湖のほとりに鎮座する諏訪大社は全国18000余といわれる「諏訪神社」の総鎮守であり、当諏訪神社も鎌倉時代中期のころ分霊され「諏訪社」とされたと考えられ、延宝8年(1860)再建の棟札がることからも、徳川氏入国当時既に厳然と鎮座していた。宝永8年(1710)6月再建、安永7年(1778)再建の棟札は現存している。祭神は建御名方神。鶴間駅より東方へ藤沢街道前を左折、直進すると右手にひときわ大きい「赤い鳥居」が構えられている。鳥居を潜り参道を進むと右奥に各所に施された彫刻が見事な「社殿」(拝殿、幣殿、覆殿、本殿)がある。特に廻廊の両側にある中国の昔、漢の張良の物語、「子房覆を捧ぐの図」の彫刻、身舎の周囲壁面や脇障子に中国の故事を題材にした肉厚の彫刻が嵌込まれている。全体を通して上部には雲や飛鳥など天空を配し、中間部には人物、草花を、下部には波、水、水鳥、魚など池水に関する題材、向拝の廻りには竜や獅子の彫刻が施されている。境内中央には御神木の「シイの木」がある。社殿の左に「本宮」、右に「稲荷神社」、「八坂神社」、「秋葉・古峯神社」の境内末社が祀られている。さすがに三が日を過ぎ詣で客も数人であった。(2201)