相模原市南区新戸に新戸村の鎮守「新戸諏訪神社」は鎮座している。創建は江戸時代末期と伝わる。さがみはら風土記稿による由緒では新戸村の山谷講中32軒が信濃国の諏訪大社より分霊を勧請し創建。祭神は建御名方命。当社は県道46号線(相模原茅ヶ崎線)沿いの新戸地区と座間市とのほぼ境界に位置しており、すぐ前隣にはキャンプ座間の敷地が占め、右手小丘には「座間神社」が鎮座、また周囲には新しい住宅が建ち並んでいる。昭和59年この辺り一帯の区画整理事業が行われ当社も整備された。そのため境内には事業完成を祝う「記念碑」が建てられ、併せ新しい「鳥居」や「狛犬」が奉納された。鳥居を潜ると小さな「社殿」と「社務所」がある。(2201)
相模原市南区磯部に江戸時代は「山王権現」と称していた「日枝大神」は鎮座している。創建年代等は不詳であるが延文元年(1356)以前より下磯部四ツ谷地区の鎮守として慕われていた。近くに「磯部御嶽神社」の先に石鳥居と小さな「社殿」がある。社殿の左には稲荷社がある。社殿は数回再建改築を繰り返している。文久元年(1861)、慶応元年(1865)、更に明治39年に修理、大正15年に改築し屋根の草葺を亜鉛板葺とした。昭和53年に幟、幟棹を新調し、同年に社殿屋根の葺替を行う。旧磯部村には2つの「日枝大神」があるが、この日枝大神は四ツ谷講中によって祀られている。社殿の右脇に聳える大きな「椋の木」は市の保存木に指定されている。(2201)