足柄上郡松田町松田惣領、「松田山ハーブガーデン=西平畑公園」の斜面に早咲きの360本の「河津桜」が植栽されている。現在新型コロナウイルス、オミクロン株が感染の猛威を振るっており拡大中である。昨日はなんと全国で7万人を超えてしまった。そんなコロナ禍にあって昨年、一昨年と中止となってしまった「まつだ桜まつり」が今年は明後日1/29から2/20まで開催される。この「桜まつり」は例年だと20万人近い鑑賞、観光客が訪れる人気の河津桜の名所であるが今年は果たしてどういう盛況ぶりとなるだろうか。まつり前、開花状況はいかにと訪れて見ると既に開花が始まっていた。まだ一分咲きにも至っていないがそれでも一本の木に数輪ずつ可憐な花びらをつけ始めていた。一月末まで寒さ、冷え込みが続く予報からすると咲き誇り始めるのはやはり来月に入った10日以降かと思われる。「河津桜」は開花から落花まで1ヶ月と長く見れる桜で、満開になる前の6~8分咲きが花にとても勢いがあり綺麗である。河津桜の木の下では「菜の花」が見頃となって黄色の花びら、花姿を披露中であった。また頂上から眼前に迫ってくる冠雪した名峰・霊峰「富士山」の雄姿を見る、拝むことができた。(2201)
古淵駅北西700m、境川沿いの龍像寺坂を左折すると長い板塀に囲まれた曹洞宗寺院「渕源山龍像寺」はある。慶応年間(1338~1341)に淵辺伊賀守が開創、天台沙門存光師が建立。その後、巨海才大和尚が曹洞宗の寺として再興した。寺伝に昔、龍池という大きな池に住んでいた大蛇が住民に悪さをしていたため、時の地頭「渕辺判官伊賀守義博」がその蛇を退治したという「大蛇退治伝説」があり寺名も因む。本尊は釈迦如来/聖観世音菩薩。重厚な「山門」を抜けると正面には木造の入り母屋造りの「本堂」、右手に「客殿」と「庫裏」、左手に「鐘楼」が建ち並ぶ。砂利を敷き詰めた境内には庭園風の植栽と石灯篭・岩周りにはあらゆる石仏、石造塔が見事に配置されている。本堂前に仏塔の一種「宝篋印塔」(墓塔・供養塔)と「十三重寶塔」、本堂左山手には「顕彰碑」、「岡野家墓所と墓碑と墓誌」、「供養塔」、六角堂の「観音堂」が建てられている。「山門」左手には「六地蔵」と市の登録文化財である「徳本念仏塔」がある。その奥小丘にお釈迦様の一生を彫った「石版」と「七観音の石像」がある。かつて寺子屋を継いで「淵博学舎<」/font>が開かれたとある当寺は「武相観音霊場の第48番札所」である。(2201)