相模原市南区麻溝に四季折々の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。穏やかな今日、当園を訪れると「花の谷」の一角に数本植栽されている「ロウバイ」(素心蝋梅)が琥珀色の光沢のある花びらを太陽に向かって広げフルーティな甘い香りが漂わせている。この「ロウバイ」は冬に咲くことから「ウィンター・スウィート」とも呼ばれる。本当に蝋細工のような花は光沢を帯び琥珀色をして陽ざしを受けて透き通って見える。名に梅がついているが梅ではなくロウバイ科の落葉低木で当園にも「淡い黄色」と「濃い黄色」の二種類が咲いている。芳香のある黄色い花が下向き、横向きに咲き、内側の花被片が暗紫色で外側が黄色である。花弁は透明感があり蝋質を思わせる美しい花である。(2201)
県道50号(座間大和線)、大和市中央林間西三丁目~中央林間西一丁目にかけて今、「赤いサザンカ」が数十本ほど咲き「サザンカロード」とでも呼びたいくらい美しい彩りとなっている。これは神奈川県が街路樹を県民や企業等の参加により守り育てていくことを目的とした「かながわ街路樹パートナー制度」の一環で実現したものである。この制度は県管理道路の街路樹を守り育てるための寄附(募金)により「樹名板」や「表示板」の設置、街路樹の維持管理費の一部として役立てている。「かながわ街路樹パートナー制度」の取組みは平成22年度から実施されており平成27年までに藤沢、厚木、久里浜、横須賀、平塚、小田原の8路線に植樹されている。花、樹木の種類はヤマモモ、サザンカ、ケヤキ、ハナミズキ、クロガネモチ、サルスベリ、ナンキンハゼ、クロマツ、タブノキで県道50号(座間大和)には平成26年度「ヤマモモ」16本と「サザンカ」19本が植栽された。(2201)