渋谷区渋谷(金王八幡宮の南)に文化の頃までは「堀の外稲荷」と称されていた「豊栄稲荷神社」(昔田中稲荷とも川端稲荷とも呼ばれていた)はある。創建は昭和36年(1961)、ご祭神は宇迦之御魂命、田中稻荷大神、豐澤稻荷大神である。当社は昭和36年(1961)渋谷駅近くに渋谷高重氏によって創建された「田中稲荷神社」と区内道玄坂に祀られていた「豊澤稲荷神社」が合祀されて現在の地に建立された。社殿の扁額には両社の社号が刻まれている。家内安全、商売繁盛、開運厄除、子授安産など日々の生活の守り神として崇敬されいる。石段を上ると石の鳥居がありその前方に稲荷社特有の朱の鳥居が美しく並んでいる。境内奥に朱色鮮やかな社殿(妻入りの拝殿、流造の本殿)が建ち並ぶ。境内右手には「庚申塔群」が建っている。(1112)
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