相模太夫の旅録=Tabi Log

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弘法大師ゆかりの寺院「清水山医王寺薬師院」

2020-07-24 08:00:44 | 寺院
平塚市平塚に足柄下郡国府津村寶金剛寺末寺、弘法大師ゆかりの高野山真言宗寺院「清水山医王寺薬師院」はある。弘法大師が当地の水を湧き出る清水に変えたという故事により清水山となったと伝えられる。開山は日譽慶(1652年寂)、宝暦年中(1751年〜1764年)に義仙(1780年寂)が中興。本尊は薬師如来であることから「薬師院」と称されている。寅年に相模三十三カ所の「お薬師」開帳年に開扉される。平塚駅より20分、平塚宿のもっとも西側にあり「寺号標」、重厚な「山門」を抜けると正面に「庫裏」、右に入り母屋づくりの「本堂」がある。本堂前に蓮鉢が置かれて今にも開花しそうである。境内には相模西国第十四番霊場の「松風庵観音堂」、金毘羅社、稲荷社、地蔵菩薩、観音菩薩など古い石仏が並び、三猿庚申塔、光明真言の回国塔などが祀られている。当寺は明治7年(1874年)から6年間に亘り「崇善館第二支校」として多く当地の子女の勉学の場であった。当寺は相模21薬師霊場10番札所、関東91薬師霊場22番札所である。(2007)
 
 
 
 
 
 


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