コピーを整理していたら、謡曲「桧垣」の写しが出てきた。この桧垣・・・
以前読んだ坂口安吾の文庫本「堕落論」の「日本文化私観」の中で、安吾は「世界一流の文学」と称え、同じく「青春論」の中でその荒筋を解説している。
敬愛してやまない安吾が「世界一」と言うのだから読んでみようと思い、図書館でコピーをしたものなのだが・・・・よく理解できないまま埋もれていた。
かっては美しかった舞姫が老いて零落した末路を素材とした、世阿弥の作である。後撰集にあるという桧垣の歌
「年経ればわが黒髪も白川の みつはぐむまで老いにけるかな」
忠興は肥後入国にあたり、かっての加藤忠広の居間の庭先に、桧垣の塔があることを承知しており、「気違一つのうちたるべし」として、津川四郎右衛門にその善処を依頼している。そしてその塔はかっての場所蓮台寺に還された。
コピーもまた、埋もれてしまわないよう整理しておかなければならない。
以前読んだ坂口安吾の文庫本「堕落論」の「日本文化私観」の中で、安吾は「世界一流の文学」と称え、同じく「青春論」の中でその荒筋を解説している。
敬愛してやまない安吾が「世界一」と言うのだから読んでみようと思い、図書館でコピーをしたものなのだが・・・・よく理解できないまま埋もれていた。
かっては美しかった舞姫が老いて零落した末路を素材とした、世阿弥の作である。後撰集にあるという桧垣の歌
「年経ればわが黒髪も白川の みつはぐむまで老いにけるかな」
忠興は肥後入国にあたり、かっての加藤忠広の居間の庭先に、桧垣の塔があることを承知しており、「気違一つのうちたるべし」として、津川四郎右衛門にその善処を依頼している。そしてその塔はかっての場所蓮台寺に還された。
コピーもまた、埋もれてしまわないよう整理しておかなければならない。