渡辺京二著「神風連とその時代」を読んで、現在私は彼らの「純粋高潔な行動」を理解するのに、大いなるエネルギーを費やしている。年末神風連の志士が眠る「櫻山神社」を訪ね神前並びに、志士の墓前に詣でた。「この空気は何だ・・・」不思議な感覚に襲われながら神社をあとにし、その足で本妙寺を訪ねた。本妙寺は加藤清正の菩提寺で、数多くの塔頭と広大な墓苑を有している。私は塔頭の一つ雲晴院に小篠四兄弟のお墓があることを承知している。従兄弟二人も参加して果てた。また常題目を訪ね米良亀雄氏のお墓を訪ねたが、これは見つける事が出来なかった。ご厚誼をいただいている米良氏のご子孫K氏にご報告をしたいと考えたが、宿題と成ってしまった。押し詰まって荒木精之氏の著作集「近代への叛逆」を古書籍店で発見購入、正月は「神風連」三昧である。私には理解できぬ世界だけれど、「何が彼等をそうさせたか」を知りたいと思うのである。渡辺京二の著作の帯には「信仰者として命を賭けて異文明を拒否した神風連」とあるが、小篠四兄弟の死などを考えると、胸に迫りながらも理解できぬ世界がある。
当方二年続きの喪中での新春を迎えました。そんな巡り合わせの年齢になってしまったということでしょうか。実はあと数日で65歳と相成り、本格的老人域に突入いたします。ちょっとショックではあるのですが、まだまだやる気充分で居ります。今年は「有禄士族基本帳」をなんとかご紹介したいと考えています。これは明治七年「改正禄高調」が成されたものの記録ですが、当時の士族の全て(?)が網羅されている名簿です。個人名での記録ですから、数千名に及ぶものと思われます。「我が家は細川家藩士だったが侍帳に記載が無い」という、お問い合わせを沢山いただきますが、この「有禄士族基本帳」により、それらのお問い合わせにお答え出来るのではないかと期待しています。
昨年末我がブログは作動しなくなり、しばらくお休みいたしましたが、原因不明ながらもどうやら復活いたしました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
昨年末我がブログは作動しなくなり、しばらくお休みいたしましたが、原因不明ながらもどうやら復活いたしました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。