スクールカウンセラー、保育・介護職など(弁護士も含む)でのコミュニケーションについてのあるべき論やノウハウを解説した本。
第1部「理論編」が15章構成でほぼ200ページ、第2部「実践編」が執筆者15人で19ページというのは何なんだろうと思いました。実践編は1人1~2ページで、内容もさまざまではありますが、なんといってもあまりに短すぎて、多くは自己紹介や、一言、決意表明(こうやっていきたい)で終わってしまい、何のために書いてもらっているのかわかりません。理論編の方も学者さんが心理学の講義みたいなことだけ書いている(そういうのも、まぁ「専門家から学ぶ」ということにはなるんでしょうけど)ものや、まさに実践から学んだこと、経験から学んだことを書いているものが混ざっていて、私は後者の方が専門家から学ぶというにふさわしいようには思えますが、なんだか本の構成としてあまり考えられていない印象を持ってしまいました。各章の役割分担・調整も徹底されていなくて、同じことが重複しているところが多々ありますし。
相手に対する第一印象での判断や固定観念に引きずられないようにという指摘(19~20ページ)と、しかし「このアプローチは『本能』を無視してはいけないという認識と、釣り合いを持たせる必要がある。本能的に、人はなんとなく、特定の人物に対して用心しなくてはいけないと感じる場合があり得る」「強い不安をもし自身が感じた場合は、この反応を大切にし、注意を払うべきだと考えられる」(20ページ)という記載。そうなんですよねぇ…
後半で繰り返されるあるべき論、心がけ論よりも、第2章のノンバーバルコミュニケーションとしての服装、アイコンタクト、顔の表情、態度・動作、距離、声、第3章の話すときには高低アクセントをはっきりさせるとかの方が実践的に意味がありそうに思えます。疲れそうだし、内容と関係ないところで印象をよくするために頑張るというのは、ある意味では相手を低く見てる感じもするのですが。

吉弘淳一編著 晃洋書房 2022年3月30日発行
第1部「理論編」が15章構成でほぼ200ページ、第2部「実践編」が執筆者15人で19ページというのは何なんだろうと思いました。実践編は1人1~2ページで、内容もさまざまではありますが、なんといってもあまりに短すぎて、多くは自己紹介や、一言、決意表明(こうやっていきたい)で終わってしまい、何のために書いてもらっているのかわかりません。理論編の方も学者さんが心理学の講義みたいなことだけ書いている(そういうのも、まぁ「専門家から学ぶ」ということにはなるんでしょうけど)ものや、まさに実践から学んだこと、経験から学んだことを書いているものが混ざっていて、私は後者の方が専門家から学ぶというにふさわしいようには思えますが、なんだか本の構成としてあまり考えられていない印象を持ってしまいました。各章の役割分担・調整も徹底されていなくて、同じことが重複しているところが多々ありますし。
相手に対する第一印象での判断や固定観念に引きずられないようにという指摘(19~20ページ)と、しかし「このアプローチは『本能』を無視してはいけないという認識と、釣り合いを持たせる必要がある。本能的に、人はなんとなく、特定の人物に対して用心しなくてはいけないと感じる場合があり得る」「強い不安をもし自身が感じた場合は、この反応を大切にし、注意を払うべきだと考えられる」(20ページ)という記載。そうなんですよねぇ…
後半で繰り返されるあるべき論、心がけ論よりも、第2章のノンバーバルコミュニケーションとしての服装、アイコンタクト、顔の表情、態度・動作、距離、声、第3章の話すときには高低アクセントをはっきりさせるとかの方が実践的に意味がありそうに思えます。疲れそうだし、内容と関係ないところで印象をよくするために頑張るというのは、ある意味では相手を低く見てる感じもするのですが。

吉弘淳一編著 晃洋書房 2022年3月30日発行