水彩画の技法、特に光と影の表現について解説した本。
水彩画を描く際に用いる水彩紙について、コットン100%の加熱加工した目の細かい紙とそうでないもの(パルプ混合で目が細かくないもの)で描ける絵のタイプというか質が変わってくるということが、23ページの作例の比較を見ると実感できます。
マスキング(ゴムや樹脂の入った速乾性のインクを塗っておいて彩色後に剥がすことにより着色していないハイライト部分を残す)やスパッタリング(絵の上で絵筆を叩いて絵の具を散らす)などの技法の効果がよくわかりますが、他方でいかにもそうやって描いてるよなぁという絵(例えば80~81ページ、114~115ページ)に素直に感動できなくなる感じがします。
今回は、風景画では92~93ページの絵、静物画では87ページ上側の花と102~103ページの猫が、私のお気に入りです。
日本透明水彩会編 日貿出版社 2020年4月20日発行
水彩画を描く際に用いる水彩紙について、コットン100%の加熱加工した目の細かい紙とそうでないもの(パルプ混合で目が細かくないもの)で描ける絵のタイプというか質が変わってくるということが、23ページの作例の比較を見ると実感できます。
マスキング(ゴムや樹脂の入った速乾性のインクを塗っておいて彩色後に剥がすことにより着色していないハイライト部分を残す)やスパッタリング(絵の上で絵筆を叩いて絵の具を散らす)などの技法の効果がよくわかりますが、他方でいかにもそうやって描いてるよなぁという絵(例えば80~81ページ、114~115ページ)に素直に感動できなくなる感じがします。
今回は、風景画では92~93ページの絵、静物画では87ページ上側の花と102~103ページの猫が、私のお気に入りです。
日本透明水彩会編 日貿出版社 2020年4月20日発行