鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

キリスト教会の思考停止打開策(3)~知的・学問的探求姿勢~

2022年08月10日 | 永続確信のための聖書解読

 

 初代教会に集まったメンバーは、聖句を手がかりにして「世界の全てを知る」ことを切望していた。 

 

 彼らは、使徒ペテロの、予想もしなかった聖句解釈に感銘を受けた。 

   それが現に目の前で起きている「異言」現象を見事に説明していることに驚嘆した。 

           (『使徒行伝』2章14-40節)

 

  彼らは、自分もペテロのように聖書を解読して「霊界も含めた実在世界」を、知りたいと参集した人々だった。 

  

 

<自由吟味は「知的・学問的」だった> 
 
 

 自由吟味方式での探求対象は宗教経典(聖書)だ。 

    だが、メンバー個々人は、その解読によって、世界に関する「知」を深化させることを目指していた。 

    彼らは霊界を含めた「実在」を知ることに重点を置いていた。 

 

 この姿勢は、宗教者というより、学者的・研究者的だ。 

  

 初代教会はすぐれて、「知」を求める個々人の集合体でもあった。 

   

<スモールグループは「学会」> 

 

 彼らはまず個々人で、聖句を自由吟味した。 
 
   解読結果を、自らが所属する数人のスモールグループに持ち込んで再吟味した。 

 

 そこでの議論も、研究者的になる。 

   結果的にモールグループも「学会」の性格が濃厚な会となった。 

   

  学会では学者はいろんな人の研究報告を聞き、議論をする。 

    そしてそれらの情報を自分の知識に生かして会を去る。 
 
  聖句自由吟味活動は、そうした会合を毎週繰り返す、知的・学問的研究の性格を濃厚に持った活動となった。 

  
(続きます) 

 

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