Ursula K. Le Guin - The Word For World Is Forest / アーシュラ・K・ル・グィン『世界の合言葉は森』
サックス奏者のマタナ・ロバーツがこのSF小説に触発されたとインタビューで語っていて、そこに彼女が見出した大事な点は、環境倫理、レイシズムや植民地主義のアナロジイといったものだった。実際、マタナは自作で黒人の子どもがKKKから逃れる場所として森を想定していた。
思い出して読んでみたら、たしかに素晴らしいイメージ喚起力がある。森の人、人為による破壊と収奪、現実の対義語ではない夢。 「森の音楽」ではなく「森が象徴するような音楽」を聴いてみたい。
The Quietusでのインタビュー
https://thequietus.com/articles/27153-matana-roberts-interview-2
JazzTokyoでのインタビュー(マタナが来日したときに約束してくれて、後日インタビューできた)
https://jazztokyo.org/interviews/post-42119/
●アーシュラ・K・ル・グィン
アーシュラ・K・ル・グィン『マラフレナ』