ポール・ブレイがソロピアノ作『Solo in Mondsee』(ECM)を発表した。
正確なレビューは書けない・・・すぐに他のことを考えるか、寝てしまうからだ。退屈なわけではなく、その逆である。
もともと何かのスタイルを代表するような捉え方はされず、内省的とも耽美的とも言われてきたと思う。もうブレイは70代も半ば、その現在の姿は、「ブレイそのまま」なのだと思った。つまり、これがジャズシーンに与える影響や第三者からの評価を気にする位置を超えて、とにかく自らがピアノを弾いている姿―――あくまで勝手な印象だが。
10曲の曲想はそれぞれ違うような気もするが、気が付くとデジャブ感もある。和音には微妙に不協和音が混じり、「よくわからない美しいメロディ」が、よじれ、時間軸を無視して出てくると思うと過ぎ去っている。
これは、思索や睡眠への誘導と同じである。だから何度も聴くことになる。
これを変態的と呼ぶとすれば、故ジョン・ルイスが晩年の1999年、80歳近くで発表したソロピアノ『evolution』(Atlantic)を何となく思い出してしまった。これも「ジョン・ルイスそのまま」だった。
感想にも何にもなっていないが。


正確なレビューは書けない・・・すぐに他のことを考えるか、寝てしまうからだ。退屈なわけではなく、その逆である。
もともと何かのスタイルを代表するような捉え方はされず、内省的とも耽美的とも言われてきたと思う。もうブレイは70代も半ば、その現在の姿は、「ブレイそのまま」なのだと思った。つまり、これがジャズシーンに与える影響や第三者からの評価を気にする位置を超えて、とにかく自らがピアノを弾いている姿―――あくまで勝手な印象だが。
10曲の曲想はそれぞれ違うような気もするが、気が付くとデジャブ感もある。和音には微妙に不協和音が混じり、「よくわからない美しいメロディ」が、よじれ、時間軸を無視して出てくると思うと過ぎ去っている。
これは、思索や睡眠への誘導と同じである。だから何度も聴くことになる。
これを変態的と呼ぶとすれば、故ジョン・ルイスが晩年の1999年、80歳近くで発表したソロピアノ『evolution』(Atlantic)を何となく思い出してしまった。これも「ジョン・ルイスそのまま」だった。
感想にも何にもなっていないが。

