学生劇団という触れ込み。ZAZAという劇場は初めて来たがすごく立派。関西でこんなところで演劇を出来る学生たちは幸せ者だろう。
学生だからというわけではないが、多少セリフのしゃべり方が浮いている人もいるが、まあ標準語できちんと話せている。
話は心療科の診察室から。切り口は面白いが、最近見た演劇の中では抱えるテーマが狭く小さいなあと思う。こんなことを現代の学生が本当に考えているとも思えないが、一言で言うと無理に話を作ろうしている感じ。最後の持っていき方も安定基調(過ぎる)だし、やはり他の劇団とは格段の差があると思う。
東大さえ受かる学力なのに経済性等の理由で地元の2流大に進学する姉が主人公。心療科で嘘を言って診療を受ける。なんで?もっとハチャメチャに演劇が広がるのかなあと思ったら、定石通りの結末が用意されていた。ベタすぎるよね。何だかなあ、、。
現代の学生は本当にもっと悩んでいることがあるのではないのか、おじさんは考えてしまうよ。ごめん、言い過ぎたかな。若者たちよ、もっと想像力を高めろ、めくるめく自分を吐露せよ、と言いたいのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます