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映画日記(6/23~6/24) 梅田~難波

2008-06-26 16:10:31 | 書きとめ日記
先週は仕事で結構疲れている。やはり若いときと違っていつもと違うことが起こると疲れが抜けない。若いときのように睡眠も短くなっているので、余計かもしれないが、、。
ところが、いつもは休みの日でも6時半ごろには起きてしまうのだが、珍しく8時ごろまで寝てしまっていた。睡眠時間も年とともに反比例するものだと思っていたので、これは珍しく良く眠った感がする。

家の用事をばたばたすると、出かけるのが昼前になっていた。いそいそ梅田に出かける。ガーデンシネマで今日は橋口亮輔の新作「ぐるりのこと。」を見たいと思っていた。リリー・フランキーは作家というか、俳優ではないが、大丈夫なんだろうか、と思っていたが、橋口の作品だったら、逆に素人っぽいほうがいいのではないか、と映画を見始めた。

映画のセリフは結構ワンシーンの長めのが多く、男と女がセリフが重なるシーンもあったり、また日常用語がどんどん飛び出し、現実感が漂った映像が目の前にある。
これは恐らく脚本どおりの展開にしなかった演出があったのだろうなあと推測した。
一言で言えば、素晴らしい。一夫婦の10年ほどの歳時記を大事件を通した法廷を記述することにより現代と家庭というものをあぶり出している。
自然で文句なし。但し、映像の夫婦は立派過ぎて、(素晴らしく崇高だ。)凡人は参考にはなり得てもなかなか家に戻って実践しづらい。意外と、身近なようで、垣根は高いと怠慢な僕は思ってしまう。

遅い昼食を地下のレストランでとった後、同じくガーデンシネマで「イースタン・プロミス」。
娯楽映画なのだが、職人芸があらゆる映像に施され芸術品のように光り輝いている。ただし内容はハートウォーミングものではないので、その映画の成果品にため息はつくも、心に残る映画ではない。けれども映画的には重要な映画であります。

翌日は朝からなんばに行く。買い物もあったし、たまには同じ映画を見るのにも場所を変える。
TOHO難波で「西の魔女が死んだ」。
こういう繊細な内容まで映画化してるのかなあと思っていたら、原作はベストセラーらしい。こういう映画をメジャー系の映画館で上映しているのは嬉しい限り。
昼食後、TOHOに戻り「僕の彼女はサイボーグ」。
僕の好きな韓国の監督作品である。チョン・ジヒョンが好きになったのも彼の映画からだ。ただ、この映画は日本の俳優だけを採用しているので、意思の疎通がうまくいかなかったのだろうか、あまり感動しなかった。彼の作品で涙が出なかったのは初めてのこと。驚きだ。
映画って、ちょっとしたことで難しいですね。
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