鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

矢櫃橋

2007-04-01 | 石橋
一昨日、知覧の武家屋敷を紹介しましたが、武家屋敷は麓川の左岸にあります。
武家屋敷から少し上流の麓川に石橋が架かっています。
矢櫃橋(やびつばし)といいます。


下流から見た矢櫃橋。
2連アーチの石橋ですが、左のアーチは小さく、岸にあります。
橋長14.3m、幅員2.8mで、車の通れない人道橋です。
架設年代は嘉永5年ごろとされています。

積み方は乱積みで、他の石橋に比べてやや粗末な感じがしますが、奴命橋と共に永久橋の残石で作られたものだそうです。


石橋の上流側の河床には岩盤が露出しています。
右に見える穴は甌穴(おうけつ)といって、岩の窪みに石が入り、水流で回転することによって穴が大きくなってできたものです。
甌穴は、宮崎県都城市の関之尾にある関之尾の甌穴が有名ですね。
コメント
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