昨日、今日と阿部よしつぐさんがゲスト出演した、たばすこ座の『トリオDEトリオ』を観てきました。
「3人の花嫁」と「3人のドライブ」の2幕あります。
まず、花嫁はたばすこ座の3人、青島凛さん・片桐和美さん・村上由香さんが出演。
同級生3人が合同結婚式をあげます。ところが、指輪を忘れたり、花婿が来なかったりなどトラブルがいろいろ起こるのです。そんな中で、結婚にいたるまでの三人の思いが語られるストーリー。
凛さんは再婚と言う設定。どうして最初は失敗したの?と聞かれ、「出会いから結婚までが早かったからね~~。親に反対されたけど、読書だって最初の10ページを読めば面白いってわかるでしょ?と答えたの。確かに出会った時は私にぴったりのラブストーリーと思ったのだけど、読み進むうちにサスペンスに変わったのよ」って、このセリフに妙に、はまってしまった。面白い!
そして「3人のドライブ」・・・・青島凛さんが娘役、片桐和美さんがその母、村上由香さんがその祖母と言う設定。娘がヒルズ族の青年実業家と結婚する事が決まり、初めてのお食事会に娘の運転で、ヒルズまで出かけるところから始まります。
娘は初めてのドライブなの。右折がどれだけ難しいか力説した後、左折のみで行くと宣言。しょっぱなにバックしてぶつかるんだよね。そして結局まっすぐしか行けず、高速道路に乗ってしまうわ、白バイにつかまるわ、犯罪者の人質になるわ、おじいさんをはねるわ、トラブルだらけ・・・・
白バイ警官が阿部よしつぐさん・犯罪者が角川裕明さん・おじいさんが高野絹也さんです。
このドライブ、全てキャスター付きの椅子で表現されています。舞台中央に5個の椅子(前列2、後列3)これが車なのね。そして、白バイも白い椅子。背もたれの方に向かって座り、両足を動かして移動。もうこれが、ただただ面白い。よしつぐさんが真剣にやればやるほど、大爆笑です。可笑しかった~~~~よしつぐさんのセリフのアクセントも楽しくてね~~~2回観る事が出来て良かったよ。
ラストは全てハッピーエンドなの。娘の婚約者、青年実業家はとんでもない奴で、犯罪者(角川さん)はその復讐をしたのね。結婚前にそれが分かり、良かったよね~~~。そして、娘は励ましてくれた白バイ警官(よしつぐさん)といい雰囲気になり、母も犯罪者といい雰囲気に・・・・祖母とおじいちゃんは昔の恋人だったと言う事で、やり直す事になり・・・・
笑ってばかりで、すごっく楽しい舞台でした。
凛さんの右折は難しい~~の力説は、すごい納得してしまった。ペーパードライバーの私だけど、右折は怖いよ~~~と常々思っていたから・・・。
それと、由香さんのおばあちゃまがすごく可愛かったんだ~~~
大好きなよしつぐさんは、白バイ警官に徹し、最後まで笑わない演技に拍手でした。よしつぐさんの演技に、隣にいた凛さんが笑ってしまいセリフが出なかったのだけど、よしつぐさんは笑わなかったもんね。
よしつぐさんすごいよ!コメディもいけます!!あ~~~この舞台再演しないかな~~もしくはDVDが欲しい!!
そうそう!この舞台、ただ笑いだけでなく、「昨日ばかりにこだわっていたら、前に進めない」とか、「何かを始めるのに遅いって事はない」とか、「自分を変えるのは自分だ」など、大切なメッセージもいっぱいもらえる舞台でした。それにしても、よく笑ったな☆