ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

ルドルフ

2008-05-22 23:50:03 | 観劇

久しぶりに井上芳雄さんの舞台を観てきました。(昨年9月の『ロマンス』以来ね)

エリザベートを観ていたので、分かりやすかったです。ルドルフの死の裏には、こんな流れがあったのか・・・・・と言う思いです。

でも、真相は分からないみたいですね。自殺ではなく、殺人だったのではないかなど、いろいろあるみたい。

舞台では、ピストルによる心中と言う形になっていました。

ルドルフに井上芳雄さん、皇太子妃ステファニーに知念里奈さん、愛人マリーに笹本玲奈さんです。

観ているうちに、皇太子妃の知念さんが気の毒になってしまった。ルドルフはどんどんマリーに惹かれていくんだよね。なんとしても、くい止めたい、自分に戻ってきて欲しい、こんなにルドルフの事が好きなのに、皇太子妃としてのプライド、気の強さが邪魔して気持ちを素直に表現できない。本当は行かないで欲しいって言う気持ちでいっぱいだったと思うし、どうしたら振り向いてくれるのか必死だったように感じたのよね。

マリーも恋愛にストップがかけられず、どんどんのめりこんで行く。一度は別れようとするのに、お互いが戻ってしまい、結局自分達の気持ちを確認しあう結果となって、もう後に引けなくなり・・・・・・・悲しい結末になるんだわ。

この方、男爵令嬢なんですよね。という事は、きちんとしたお家柄なのよね。今日、舞台を見る限りでは、とっても庶民に近い印象があって・・・・・・皇太子になりきっている芳雄さんんと、時々違和感を感じてしまいました。

それとも、マリーさんは成り上がりの男爵令嬢なのだから、庶民に近いの違うか・・・・・。

ルドルフは人生の苦悩(親子関係や政治情勢とか・・・・)などが、前面に出されていたと思う。芳雄さんが皇太子として思い悩む姿に違和感がなかったよ。

そして、なんと言っても芳雄さん、衣装がお似合いでした。もう何着も着こなすのだけど軍服が似合う方です。ブーツを履いて立ったりすると、素敵です。背も高いし、衣装に負けないんですね。

女性陣の衣装もとっても可愛かったです。あのドレスのお尻の部分にボリュームが着いている形って、かわいいですよね

それと、舞台セットがすごいです。場面転換は何度もあるのだけど、とっても大がかり。スタッフさん達はさぞ、大変だろうなぁ~~~と感じました。←何を観ているんだか・・・。

最後になりますが、ルドルフにずっとついている爺やと言うか執事かな・・・がいるんだけど、三谷六九さんでした。この存在がとっても良かったな。唯一、ルドルフが信頼をおいて素のままでいられる側近でした。ルドルフが最後に死を選ぶのだけど、この人の悲しみを思うととっても可愛そうに思えて仕方がなかった・・・・・

久しぶりの芳雄さんの歌声を堪能した舞台でした。

コメント (2)
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