この舞台、初日を観劇した時には、ただただ不思議な世界だなぁ~~と感じただけでした。ストーリーを追うのが精一杯だったのかもね。初日という事で、客席もまだ慣れていなくて、笑いも少なくてね~~~『笑うところなんだろうな~~笑ってもいいのかな~~』って感じが、ひしひしとしたの。
映画撮影チームとビルのオーナ一家の関係が、なんとなくつながらなくて、けしの花と謎の男女も全体の中でしっくりこなかったのね。
観劇をすると、この舞台は私達に何を言いたいのか・・・どんなメッセージを発しているのか・・・っていう事を考えるのだけど、その答えが出なかった。
舞台に必ず、答えを求める私の考え方が固いのかもしれないけど・・・・なんて事も思ったりしたのね。余談になるけど、私にとっては野田秀樹さんの舞台は割と難解な物が多いのです。人にストーリーを伝えられないのはもちろん、言いたい事が分からなかったりする。それでも、何故か足を運んでしまう野田さんの舞台には、何か惹かれるものがあるんだろうね~~自分でも、よくわからん
話はフラミンゴに戻るけど、初日は『ん~~~~』って考える事が多かったわけです。
でもね、助監督・鹿島さんを演じた村田充さんの演技には、興味を持ったよ。一見して、怖いと思ったの・・・・この方、突然切れてしまうような役を演じたら、うまいだろうな~~~って思ったんだ。視線がそう感じさせたんだろうね。←これって失礼かしら・・・?
ところが、怖いなぁ~~と思ったら、語りが優しかったりして、表情はあまり変わらないのに、セリフの言い回し、言葉のアクセントで表現していくのが、すごっく面白かった。
失礼かもしれないけど、自然な姿の演技がうまいのかどうなのか・・・・本当によくわからない人で、不思議な世界を持った人だなぁ~~~と思ったわけです。
ただ、途中プロデューサー権藤さんに対して、怒るシーンがあるのだけど、これは本気で怖かった。この人を怒らせたら怖い・・・・・・って思ったよ。
合計3回観劇したのだけど、回を重ねるたびに面白くなってきた。客席の笑いもどんどん増えて盛り上がってきたもんね。
撮影チームとビルのオーナー一家と謎の二人の関係が、スムーズになってきたように思う。←偉そう~~~です。
そして、夢を語る助監督・鹿島さん(村田さん)。もう一度夢をかなえようと決めた星野さん(川本さん)。夢なんか嫌いだと語る、井上洋介を演じた阿部よしつぐさん。
帰り道は浅草の橋を渡りながら、『夢はなんだろう・・・』と考えていました。
鹿島さん(村田さん)のセリフ・・・『夢を叶えるのに歳なんて関係ないんだよ』が印象に残っています。
夢に向かって頑張れ~~~って、言われているような気がしました。
それにしても、3回観てやっとこの結論・・・・私って理解力がないのかも・・・・。
よしつぐさんは、ごく普通の青年を演じていました。ビルオーナー一家の弟役です。家庭でいろいろあり、義理のお兄さんとも、ちょっと確執があって・・・・・普通なだけに難しい役どころだったのでは・・・と思った。←またまた偉そうです(笑)お姉さんのいる役って言うのが新鮮だったな~~~。それと、改めて思ったこと、よしつぐさんの声がやはり好きです。
出演者は、村田充さん・田根周作さん・兼崎健太郎さん・東虎之丞さん・佐藤円さん・川本裕之さん・岩野未知さん・江実なつこさん・舘智子さん・阿部よしつぐさん他です。
今日のブログは、観劇した人でないと分からない内容だったね・・・。