ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

狂言劇場その5

2008-11-28 23:35:45 | 観劇

久しぶりに、萬斎さんの狂言を観てきました。

演目は『磁石』と『彦市ばなし』

最初に言い訳しちゃうと、不覚にも『磁石』では眠くなってしまいました。だから、話が今ひとつ・・・面白さが今ひとつ・・・昨晩の睡眠時間が4時間というのが、災いしてしまいました。・・・・・言い訳です。

でも、『彦市ばなし』はものすごく、楽しかったです。

自称「うそつきの名人」である彦市と、天狗の子と、殿様の話。

ただの釣竿を遠眼鏡と偽って、天狗の子から隠れ蓑を騙し取る。さらに河童を釣ってみせるからと嘘をつき、お城の殿様から鯨肉と天狗の面をせしめる。万事うまくいくと思ったら、だまされた事に気づいた天狗の子に、鯨肉と天狗の面をとられ・・・・

熊本方言で話されるのですが、その言葉がとっても心地良いのです。そして、天狗の子がなんともかわいい。かわいいと言っても、立派な大人が演じているのですが、なんともしぐさがかわいらしい。

殿様が持ってくる鯨肉は、小さな鯨型でこれもまた可愛いし、笑いを誘う。

嘘をついたって、悪人は出てこない・・・・ほのぼのとしたお話でした。

萬斎さんの狂言はいつも、映像が素敵。その素敵さを言葉で表せなくて、はがゆいのですが・・・・。

ことば遊びみたいな映像もあって・・・・たとえば、

           

      葉葉葉葉葉とか、

          

     城城城城

   城城城城城城城     と文字が並び、葉の文字がくるくるとスクリーンから落ちてきて、落ち葉を表現したり、

城の文字で城の形を表現して、途中で真ん中の城文字が、殿の文字に変わったりする。

この文字遊びが面白いの。あ~~~~~伝わるかしら

あとは、何度観ても萬斎さんの声は、魅力的よね。もちろん容姿もだけど・・・・

コメント
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