ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

おいおい・・・・

2009-11-11 23:52:41 | 観劇
『野村万作・萬斎 狂言の夕べ』を観劇してきました。
演目は『萩大名』と『弓矢太郎』。最初に『小舞 八島』で、萬斎さんが出演です。
何よりも、今日の舞台は萬斎さんの解説があるんです。それだけでも楽しみでした。
最初に、萬斎さんが出てこられ、2つの演目の解説です。いつ聞いても、萬斎さんの声はいいですね。好みであります。
2つの演目、どちらも面白かったです。私は『萩大名』のほうが好きです。
『萩大名』・・・・近々、都から帰国する事になった田舎大名が、太郎冠者の案内である庭園に萩の花見にでかけます。風流者の亭主が来客に必ず、一首所望することを知っている太郎冠者は、あらかじめ大名に歌を教えるのですが、これがなかなか覚えない。そこで、合図を送ってその場で知らせることにする。ところが、そうはうまくいかないのですね~~。余計なことばかり言ってしまう大名と、太郎冠者とのやりとりがとても面白かったです。
いくら合図をしても、わかってくれない大名に愛想をつかして、「少し恥をかいたほうがよい」と言い、いなくなってしまう太郎冠者。すると、何も言えない大名・・・・・。
「萩」を表現するのに、すねを示してふくらはぎなのに、「むこうずね」ってそのままいっちゃうんですもの。笑えます。
萬斎さんの解説は、笑いを入れながら分かりやすいです。ところが、解説途中から『萩大名』まで、ずっとブ~~~ンと携帯電話の音が聞こえる。もうとっても長い時間・・・・いい加減に気づいて切りなよ~~~とイライラしてくるし、舞台にも集中できない。
私の周りの人たちも、音を求めてキョロキョロ落ち着かなくなってくる。それでも、ずっと続いている・・・・これは・・・・・携帯電話ではないなぁ~~~と思った。
そう!!!!いびきだったんです。会場がシ~~~~ンとなると、一層響くブ~~~~ン。信じられないでしょ。
途中で起こされたようで、ぴたりと止まりました。
休憩時間には、私の前席のおじさまとその隣の女性など見知らぬ方達と「あれは何のおとだったんだ?いびき?」と、不満が膨れ上がりましたよ。皆、気持ちは同じだったのよね。
トイレに行った友人は「全く!!解説中からずっと寝ていたおじさん!!」と怒って話題にしていた人がいたとか・・・・・。
皆で怒り・・・まさにメラメラ状態でした。
素敵な舞台だったのに、いびきおじさんの方が印象に残ってしまうなんて・・・・やはり、怒っちゃうよ~~。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする