ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書23(雨利終活写真館)

2018-10-28 23:01:41 | 読書
芦沢央さんの『雨利終活写真館』です。

短編小説が4編入っています。
主人公はハナさん。ヘアメイクスタイリストとして美容室で働いているのだけど、結婚をするので退職。ところが相手は既婚者だった。

雨利終活写真館は遺影専門の写真館。ハナさんの祖母が写真を撮ったこと、その後突然事故で亡くなるのだけど、遺言にハナさんの母親のことだけ書かれていない。その謎を解くためにやって来て働くことになる。

様々な人が訪れて、ちょっとした謎が解明されていく。
死につながる場所だけど、ちょっと心がほっとするお話です。

登場人物もキャラが濃い。
タイトルの雨利はカメラマンの名前。腹が立つほど無愛想なんだけどね。そのアシスタントが道頓堀さん。関西人じゃないのに関西弁を使う、チャラチャラしてそうだけど、実はなかなかしっかりしてる。

経営者は夢子さん。良い人なんだけど気にくわないと舌打ちが出る。
続編があっても良いのにな~
コメント
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