『中村勘太郎・七之助 特別公演』に行って来ました。
毎年、この時期にある公演です。今年で何回目かな~~~とにかく、数回行っています。
演目は4つほどあるのだけど、必ず「芸談」と言うのがあって、お二人が素のまま登場し、インタビュー形式で進行していくんです。これが、結構楽しめる
お二人ともお若いのに、とってもしっかりしていてトークも面白いの。こんなところでも、育ちの良さを感じるのは私だけではないはず。
おにいちゃまの口調が時々、勘三郎さんとそっくりだったりするのも、新たな発見だったりするわけです。
今日のトークポイントは歯の磨き方についてと、舞台上で失敗した時の対処の仕方について。
歯磨きは、勘三郎さんと七之助さんがそっくりで、口からだぁ~と溢れてくるんですって・・・・何がって・・・・・歯磨き粉のつけすぎなのよ。上下にそのたびにつけるっていうから、会場は大爆笑でした。
舞台上の失敗はとにかく、堂々とする事だそうです。これって、とっても分かる気がする。
さて、後半の演目「雪傾城」・・・・雪の精のように美しい傾城(遊女)の、恋しい人を待ちわびる切ない舞なのだけど、七之助さんがうっとりするくらいキレイだった。舞台に近い席だったけど、そばで観ても美しい。ほぉ~~って、ため息がでちゃう・・・・・
この舞台、後見として十七代目勘三郎さんの時から、中村屋にいる小山三さんも出演しています。芸談の後半で、兄弟と一緒に出てこられたのだけど、現在88歳ですって
びっくりです。とてもそんなお歳に見えない。しっかり後見をつとめて、見守っていらっしゃる。すごいよね~~~~若さの秘訣を知りたいくらい。ひとつの事に集中してやり遂げることの、賜物かしら・・・・・・。
3人で並ぶと、血はつながっていなくても家族以上のつながりが見えるようでした。